水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

キアンコウ

2011年06月20日 17時29分29秒 | Weblog
前々回の更新で、不思議な生物の集合体はアンコウだったと載せました。

そのアンコウがふ化し、成長しています。




↑ふ化後2週間位?の姿。


山形県水産試験場からの情報だと、

「キアンコウ」という事でした。

アンコウの扁平な姿からは想像できない格好をしています。


飼育が極めて難しいといわれていますが、はたしてどのくらい生きることができるのか!


占う

2011年06月16日 14時36分00秒 | Weblog
今、油戸川に行くとアユが沢山溯上してきています。

アユは「魚」「占」で『鮎』

なぜ「占」があてられているかは諸説あるようですが、


油戸川の鮎は、過去の水産生物部の調査から、大河川(鮎釣りが可能な河川)で不漁の年だと、油戸川のような小河川には溯上しないことが判

っています。


今年は、多くの鮎が油戸川に溯上してきています。


鮎釣り予想ということで「占う」と、今年は豊漁ということになります。


7月の鮎釣り解禁まであと僅か。

油戸川の鮎は、その名のとおり「鮎」なのです。






↑ いい写真なので載せました。

  教科「マリンスタディ」の様子。 

  内容は、レスキューボードによる水難救助法について。

  荒波に向かって、先生と生徒のスピードレース。 

  もちろん先生が安定した乗りこなしで、貫禄を見せつける。

不思議な生き物の集合体

2011年06月12日 14時59分18秒 | Weblog
顧問(K)が湯野浜で不思議な物を見つけてきました。

それは、全体的にはゼリー状のフワフワしたもので、中には沢山の小さな黒い生き物がうごめいていました。


感覚的には両生類系の卵に近く感じました。


「何?」



その日の放課後、部活動中に水族館の副館長と茨城県「アクアワールド大洗水族館」の職員2名と共に実習棟に現れました。

そして、問題は解決しました。

大洗水族館の職員さんが一言

「これはアンコウ」


顧問

「!!!」

アンコウだそうです。


採捕した場所は、深くても5m程。

こんな身近に寄ってきているとは思ってもみませんでした。


現在全てふ化していますが、飼育は極めて難しいそうです。




ウキゴリ類の研究

2011年06月03日 18時25分43秒 | Weblog
今週は、ウキゴリ類の研究を進めていました。

スミウキゴリとシマウキゴリの体長と腹ビレの関係を、昨年度に引き続き行っています。

そして、良いデータも得ています。


卒業生の皆さん向けに、久しぶりに写真を載せてみました。

どちらかがスミウキゴリで、どちらかがシマウキゴリです。

憶えているでしょうか?





また、今日は漁師さんに譲っていただいたワカメを塩蔵加工してみました。

飼育しているアワビの餌として今後有効?・・・に活用できるか試してみます。