水産生物部  [山形県立加茂水産高等学校]

水産生物部では様々な生物の
採集、観察、研究を行っています!

そんなめちゃめちゃたのしい活動の一部をご紹介!!

告知。

2006年11月28日 17時42分39秒 | Weblog
第2回 高校生アートフォーラム展
2006年12月17日(日)~12月24日(日)
10:00~19:00 (24日は15:00まで)
月曜休館 観覧無料
開催地:鶴岡アートフォーラム

 我が生物部は
日時:23日(土) 12:30~15:30
会場:大会議室
内容:研究発表会
に参加いたします。
発表に関しては1・2年生がメインになります。
ぜひ我が生物部の雄姿をご覧になってください。

鶴岡アートフォーラム
〒:997-0035
山形県鶴岡市馬場町13-3
TEL:0235-29-0260(代表) FAX:0235-22-6051
E-mail:info@t-artforum.net
URL:http://www.t-artforum.net

以上 部長金子でした。

耳石調査。

2006年11月27日 18時19分09秒 | Weblog
 と、いうことでウキゴリの鱗、耳石、
内臓(胃、腸)の摘出を行いました。

 方法はまず鱗をメスで削ぎ落とします。
次にウキゴリの腹を割き、内臓を摘出します。
最後にウキゴリの頭に切り込みをいれ、脳の
脇にある耳石をピンセットを使って取ります。
鱗や内臓は簡単に取ることができるのですが、
耳石は取るのが大変でした。メスで頭に切り込みを
入れるわけですが、頭の骨が切りにくかった。
耳石は脳の脇にあるのですが、小さいウキゴリだと
分かりにくく大変でした。ミスると、ウキゴリの
頭が無残に崩れてしまうなどかなりグロいことに
なってしまいました。

 添付写真はウキゴリの耳石を採取するところです。
頭の後ろの所に白く細長い部分があります。
この部分が脳です。そして、脳の両脇にある
半透明の米粒のようなものがウキゴリの耳石です。

 ウキゴリの耳石からは、ウキゴリの年齢を
知ることができます。内臓からは何を食べているか
しることが出来ます。
 以上 部長金子でした。

今週の活動について by顧問

2006年11月26日 15時46分33秒 | Weblog
 今週も、あっという間に過ぎてしまいました。
 寒くなると捕獲魚種も減り、肝心の「ウキゴリ類」も捕獲数激減です。
 実験もなかなかうまくいかず・・・。

 さて、サクラマス(ヤマメ)がふ化しはじめています。
 学校のサクラマスは12月1日がふ化予定日ですが、分譲先の水族館ではもうふ化しちゃってました。
 この差は水温が関係しています。
 専門用語で「積算温度」というのがあります。これは一日の平均水温を毎日たしていくと、発眼日やふ化日がほぼ判るものです。
 サクラマスがふ化するまでの積算温度は450℃位です。水温が13℃位ですから、450℃÷13℃=約34日でふ化するのが判ります。養殖業者さんは水温を毎日チェックしています。
 また、魚種により積算温度は違います。サケは少し長く480℃位で、マス類養殖の基本「ニジマス」は320℃位と短いのです。比較的卵管理が簡単です。

 ここまで養殖場の人工的な雰囲気できましたが、先日三瀬川に行き、サケの生涯最後の大仕事現場を見に行ってきました。
 大量に見れます。
 行けば必ず見れます! 必見!

 場所は7号線の橋(サンクスのところ)より一つ上流の風情ある橋(メタルスライムが乗っている)の下。

 サケは傷つき、一部白く腐りきっているため発見しやすくなっています。

 ちょっと泣けてきます。

 アッそれから22日に「海の研究者」さんよりトラックバックが入っていました。面白い内容ありがとうございます。
 これも必見。
 
 


晴れ but 寒い。

2006年11月24日 17時13分22秒 | Weblog
 今日も寒さに震えてます。部長金子です。
今日は意外と簡単に部活終わったので、まぁ
適当に書いておきます。

 さて、今日の活動は最初にサクラマスの養殖を
行っているところの川で釣りをしました。しかし、
エサがないというありえない事実が発覚したので
断念しました。
次は釣り場から直接加茂水族館に向かいました。
んで、適当にアマモをバケツごと置いて終わりです。
加茂水産で養殖していたヤマメの卵を置いてもらって
いるので、それも覗いていきました。順調に孵化して
いました。(写真参照)

 と、こんな感じです。
以上 部長金子でした。では、良い週末を。

休日出勤は大変なのよ。

2006年11月23日 13時40分50秒 | Weblog
 と、いうことで活動の報告をいたします。
集まったのは私と2年の鈴木君。他の部員は用事などで
集まりませんでした。
 
 今日の活動はウキゴリなどの生物採集を行いました。
採集を行ったのは小波渡(Kobato。字はこれで合ってるのかな?)、
三瀬川、油戸川の三ヶ所です。
 最初は小波渡で採集を行いました。
「寒い、寒い」と連発しながらも、それなりの数の
ウキゴリを確保できました。鈴木君はあまり採れて
いなかったようです。私も長靴が進水式をしてしまいました。
次は三瀬川です。三瀬川では、遡上する鮭を橋の
上から見ることができました。約8匹ほど視認
できました。
三瀬川ではホトケドジョウを採取しました。
採取時間は短いものでしたが、何匹か採ることが
できました。やはり数が少ないのか
普通のドジョウのようには採ることができません。
最後は油戸川です。油戸川ではカニが多く採取
できるのですが、肝心のウキゴリは小さいものが
ほとんどで大きいものは稀でした。しかし、
なんと遡上する1匹のメスの鮭を発見できました。
(写真参照)
さらに、大きなモクズガニも採取することが
できたのです。(こちらも写真参照)

 今日はいろいろ発見できた活動となりました。
以上 部長金子でした。 

庄内の冬は厳しいのであった

2006年11月22日 17時17分47秒 | Weblog
 明日は祝日なので学校は休みですが、生物部は
朝9時より営業いたします。何をするかは明日
報告いたします。

[Today's work]
 今日は部員が帰ったりなどで集まらなかった。
ということで、明日の活動の準備と水族館に
ウキゴリとアマモ水槽を見に行きました。
 ウキゴリは砂利の中に潜ったりしていなかった
ようでした。潜られては困るので、まずは安心。
 アマモ水槽はアマモが少なく、結構寂しく
なっていました。アマモ水槽の脇の水槽も魚が
少なくなっていたので、補充が必要に思われました。

 添付写真は水族館のクラゲを展示してある所で
撮影したものです。クリスマス仕様ですね。
 以上 部長金子でした。

冬の黄昏

2006年11月21日 18時32分20秒 | Weblog
 今日は久しぶりに良い天気になりました。
やっぱり天気は良くないとテンションも
上がらないってものです。

 さて、今日の活動は魚の採取です。
海もコンディションがよく。水も澄んでいました。
採取は2年の鈴木君と私で行いました。
最初は鈴木君が始め、私は部員が来るのを
待っていたのですが、誰も来ないので
採取に向かいました。

 今回採取した生物はほとんど鈴木君が
採取してくれました。エビや小さな魚、
ヨウジウオなどで、私はエビとベラ程度でした。
そして、エチゼンクラゲの破片を発見しました。
適当にばらしたりして(写真参照)遊んでました。
エチゼンクラゲはなかなか身が固い。で、
私はそのまま口に含んでみました。
もちろん塩味しかありませんが、なかなかの
触感がありました。味が甘ければ
かなり美味しくいただけると思いました。
ちなみに、そのまま飲み込んだりは
していませんのでご安心下さい。

 さて、毎日ずいぶんと寒くなってきました
ので、体調管理にはお気をつけ下さい。
 以上 部長金子でした。


今週の活動について by顧問

2006年11月19日 15時56分41秒 | Weblog
 サクラマスの発眼卵をお見せします。

 どうですか? 県魚の命の鼓動は。すでに卵の中で動いてます。

 県魚といっても知らない人も多いと思います。サクラマスが県魚です。
 考えてみると、展示されているところが非常に少ない。夏場の水温管理の問題と大きさも30cmになることを考えると仕方ありませんが。

 今後の活動として、水族館に発眼卵を展示し、ふ化から幼魚までの観察を可能なものにしていきたいと思います。