<村の家内産業>
ムー9の77の方の表札である。
村人が蚕の繭を紡いでいる。黄金色の蚕を蒸した後、糸にしていく。主に主婦の家内産業である。イサーンでは「マットミーシルク」と呼ばれ、有名な絹糸である。この作業が終わると機織り機で手織りの布を織っていくようだ。
玄関先にはコンクリートで出来た井戸のようなものがある。なんだろう?
中をのぞくとこんな感じ。
中にはバッタかコオロギのような虫がうろうろと餌をはんでいる。
イサーンの蚕については
さて、以前からイサーンでは、虫食は身近な存在だと聞いていた。
海から遠いイサーンでは貴重な動物たんぱく源になる。
これまでもバンコクの屋台やイサーン料理店では
よくバッタの飴煮とか唐揚げのようなものを見たことがある。
最近は食用と言うより手軽なスナック菓子といったものもスーパーやコンビニで見たことがある。
どんな虫があるのだろう?もちろんカイコ他にタガメ、コオロギ、バッタ等々色々のようだ。
でも、バッタは天然ものがほとんどで、殺虫剤で獲るそうで、
人間には大丈夫かいな?食あたりに注意。
茹でカイコはそのままでもいけますが、少し炒ってお好みで味。
Globe+ってな記事もある。
「FAOの報告書「食用昆虫~食料・飼料安全保障の将来展望」は、人口増への危惧を背景にして、昆虫の優位性を指摘する。例えば、牛肉1キロを生産するのに8キロの飼料が必要なのに対し、昆虫は2キロで済むといった飼料変換率の高さ。養殖に必要な水や土地が少なくて済む、温室効果ガス放出量が少ない、たんぱく質のほかに必須アミノ酸、鉄や亜鉛などの微量栄養素が含まれている、土地を持たない人にも採取や養殖が可能──といった点だ。」
その意味では、タイの東北部は、バイオの最先端を走っているということか?
ビジネスとして食用昆虫の養殖がさかんなのようだ。