知らないタイを歩いてみたい!

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ブンガーン~最後の秘境(2)

2020-07-01 15:45:14 | ブンガーン
雨が降る。朝はどしゃぶりだ。

ホテルを出て10分ほど歩いてコンビニを見つけおにぎり、サンドイッチ、飲み物を買い、ホテルでアピチャートと朝食とする。


ブンg=沼   ガーン パーリ語で黒  黒い沼が多いところのようだ。


07:10ブンガーン学校へ
アートくんと合流するため行く。


出発だ。プー・シン・ヒン・サーム・ワン(3頭のくじら岩),通称、プー・シインへ向かう。プー・シインへは35キロほど走ったところにあるようだ。
途中に山の中に「アドベンチャー・ワールド」とか「ホーリスト観察地」などが目に入る。


また、途中で「象のエリア」という看板が目に入る。象もいるんだな!
さて、プー・シインの入り口、というかその麓に着くと、車を乗り換える。
山専属のピックアップトラックに乗り込む。*お金を支払っている所。


10人までがピックアップトラックに乗れる。3グループ9人で出発。1台が1200バーツらしい。我々は4人で300バーツ? のちほどネットをみると500バーツとなっているがトラック一台か?一人がか?

サムっトプラカンの姉弟、我々4人は荷台へ乗る。山道で竹のササが顔をひっぱたく。
途中、10分ほどでプラシインとか呼ばれる岩の所で記念写真。
この岩をプラシンと呼ぶので「プー」山、「シン」獅子となるのだろうか?
右の岩が確かに獅子に見える。左は何でもないらしいので,私がシンハービールと言っておく。
ちょっと参加者4人で記念写真を。
思ったが、タイの人は単なる「くじら岩」だけではありがたがらないのでこうしたプラ・シンといった聖地をほしがるのだろう。

そこから道はさらに険しく急な坂道となる。
水たまりや急カーブ、でこぼこの泥道が続く。
荷台のどこかを掴んでいないと振り落とされる。
けつわれ、こしくだけ、タイ人は、お尻がなくなるという表現を使っているものもいる。

そして、下ってくる車なんだともすれ違う。帰りは下りる車が3~4台続く。そして向こうから来る。
竹のササが左に右に突き出ておりほほにあたりそうになる。上も下も注意が必要。
写真:横顔、サムットプラカンのお姉さん

また、10分ほどして「3頭のクジラ」と書いた看板があるところへ。ここが車では終点らしい。駐車場と展望台もあるようだ。

トラックを降りてガイドの指示に従ってそのクジラがあるとおぼしき方向へ歩いていく。この観光地は本当に「three whales] という名が正式なようだ。

すると急に茂みがなくなり岩と空との世界に入る! 雨のあとで岩の上は滑りそう!大丈夫かな?落ちないかな?よく考えれば危険極まりない。雨天時の屋根瓦をあるいているような錯覚だ!
こんな感じ!誰かが資本を使って創造したアミューズメントではない。大自然の賜りものだ。   大自然の空間がわーーと広がる。
自然はこんなもってこいの赤茶けたくじら岩をこの世によくぞ造ったモノだ!神業だ! ブンガーン万歳!
そしてさらに素晴らしいことはまだ人の手が付けられていないことだ!


父クジラ、母クジラ、子のクジラの背中だ。ラテライトの岩と言うのだろうか?とにかく先端まで歩く!人が前進するのを見ると血が曳くように恐怖感がでるのに、自分が調整しながら先端へ近づくのはまあ、運動神経さえ、なんて舐めている。
で、だれかが
「危ない」と叫ぶ。叫んだ人は先端に向かう、「危ない」アンタラーイ!
お互いが「危ない」合戦となる。
おっとっと、よろける!危ない。わざとだが。

岩下を覗く。何百メーターもある絶壁。下は森、森。畑、池小さく見える大パノラマだ。
遠くに蛇行したメコンも光っている。
まさしく、ここはインスター映えのスポットだ。それほど知られてないのがいい。
しかも、良くできてるなあ、と思うのは父の岩、母の岩、子どもの岩の3つが大型ソーセージのように並列に並んでいることだ。

(上から見たところ、うまいこと言ったものだ)

父岩にいる我々をドライバーのおっちゃんが母の岩へ素早く行って我々の写真を撮ってくれる。

タイ人のおばちゃんたちも岩の上に座ったりしてポーズを取って写真を撮っている。
恐ろしい場所だ。でも、タイでは何の規制もなくどんどん前に行かせてくれてサービス網を拡げる。サービス過剰ではないのか?人命軽視の思想
こんなん危険でしょう?

ガイドにたっぷりと証拠写真を撮ってもらい、もう一度岩の入り口に戻って少し左に分け入った竹藪のトンネルに入り抜けると母くじら。
ここから先ほどいた父クジラを見るということに。
いずれにしても岩から岩へ猿飛佐助、壮大な上にスリルがある。
「すべるな」という注意板があるが、ロープも防御柵もなく放置してある背中の岩。
日本なら入場禁止か防禦柵が厳重に作ってあるだろう。
自由にキャキャ、座って天に自撮り棒をあげてポーズを取り何枚もシャッターを押している。

充分、ボリュームあふれるスポットだ。大満足だった。足がよろけるものは行かない方がいい。

帰路に別ルートから奇岩のところで写真撮影をした。
引っ付きそうで引っ付けない?でもちょっとだけ引っ付いている!
いや、少し歩けば
こんなに離れているのだ。でもこの岩なってよばれていたのか、ただ見学するのみだった。
岩が転げないようにつっかい棒がしてあるのか?それとも何かの信仰パターンなのか?
この岩の裏からでも結構な見晴らしが目を楽しませてくれる。メイン観光の付録か副産物かB面といった扱いだが。
野生の花だが、くちなしの花。
では、プー・シンインとはお別れだ。