私は過去、数十年間、日本の子ども達をタイへ連れて行きました。とてもたくさんの数です。
なぜ、連れて行ったのか?
それは子ども達が変わるからです。大きく成長するからです。
子ども達は、とても豊かで敏感な感性を持っています。
例えば、友だちができるのかしら、言葉が通じるのかしら、と日本の現実から判断して、タイにまいります。結論から申し上げますと、友だちから逃げたいほど多くの友達ができます。言葉よりも、笑顔や行動がすべてのコミュニケーションだと知ります。
もちろん、そうでない子もいます。でも極めて少ないです。
また、タイへ連れて行くことのみで大きく成長するわけではありません。他にもいろんな方法があるでしょう。
でも、日本で40年近く学校で教師をしてた私としては、<タイで成長させたい>という願望が捨てきれません。
なぜか、タイでは、日本ほど時間に追われることなく、ある意味で時間を楽しんでいる、時間をとても有効に使っている、そんな姿を垣間見る、ことも大切だと思います。
また、伝統舞踊を嗜んだり大切にしていること、つまり伝統を生かしていること、仏に手をあわせること、おじいちゃんおばちゃんを、家族を大切にしていること、こうしたことは空気のように当たり前のこととして漂っている。学校で教えて出来るものではありません。相手を気遣ったり、もてなしを行動に移す姿を日本の若者はタイで目の当たりにするからです。
今回の旅行のねらいは、まさにそこにあります。
今日は彼らが体験したこと、見聞きしたことを、彼らの言葉で発表してくれるものと期待しています。もちろん、こうした宝物は、言葉で言い尽くせることはわずかだと思いますし、今、どうこう、というよりも、今後、彼らが人生を生きていく中で、ふつふつと思いだされ、生きる上での指針になっておくものだろうと思います。
幸いにして、今回はスタッフが3人随行してくれました。期待している者は私だけでない、と証明されたのではないか、とひそかに豪語しております。
ありがとうございました。2024 1/20
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