運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

恵方巻きは止観なり

2010年02月04日 01時29分48秒 | Weblog
節分の夜、心温まる7人の仲間たちで、手作りの玄米の恵方巻きを吉方を向いていただいた。
きゃあきゃあ、喜び、おしゃべりしていたのを、「あ、これ、食べている間しゃべっちゃいけないのよ、黙ってだべるの」と思い出し、いっせいに感謝で海苔巻きをおしいただき、めいめい、立ってだまってむしゃむしゃ食べていた。。。。ら、黙って食べているので、しみじみ、手作りの具と、酵素玄米の粒なんて眺めていたら、「あ!!」と思い出した。
「これだ!!」先日お仕事で脳機能学者のT氏の講義を聴いたときの「止観」という言葉。
お釈迦様は、弟子に、悟りにいたるために何をすればよいですかと尋ねられて、ただ一言、
「飯は黙って食え」と申されたと。
それは、お行儀がどうとか、うるさいとか、じゃなくて、しゃべりながら食べていては見えない、食事の、ごはんの一粒一粒、何一つ自分で生み出すことのできない、命をお借りしていただいていることを、よおく、見ているなら、感じ始めるからと。
これだ、ほどよい卵焼き、茹で筍、人参、きゅうり、えび、アミ、青菜、そして薫り高い海苔と玄米。。ありがたい、すべて、お水も、風も、土も、すべてがかかわって私に食べさせてくれている。そして、こうして、一緒に立って食べている仲間たち。。ひとりひとりが素敵でいとおしい。神様ありがとう、今日のこの節分に感謝して新しい年を始めます。
・・・最後の一人が食べおわるのを待ちながら、止観の話をしたくてウズウズ・・座って、バラ茶をいただきながら、披露したら、やっぱり、一を聞いて十を知るというか、ふだんから、そんなふうに暮らしているひとばっかりだから、伝わり方も早い。皆でまたもや感謝。
そうか、恵方巻きはコンビにと寿司屋さんの陰謀ではなく、ちゃあんとためになるよい習慣だったんだなあああって。