油津の風田の砂浜の海岸線を楽しんだあと、友人が働いている日南
シルバー人材センターに顔を出して、友人を冷やかしてこようと思い
自転車でこのあたりをウロウロしていましたが、目的の人材センター
は見つからずに、写真の駒宮神社という所の鳥居の前に到着しました。
意外と立派な神社のようです。ちょっとお参りする事にしました。
そうすると、この駒宮神社は宮崎の民謡にもなっている「シャンシャン馬」
の発祥の地だったという事がわかりました。ちょっとビックリです。
こんな出会いも面白いですよね。シャンシャン馬は知っていても、その
云われや歴史については、全く知らなかった訳ですから、勉強する良い
機会になりましたよ。
【撮影日】2016/05/11 12:42:39.95
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/8 1/320秒
今日も日南は五月晴れの良い天気でした。これで5日連続の良い天気が
続いています。最近では、こんなに良い天気が続くなんて珍しい事です。
でも明日からは、いよいよ南九州も梅雨入りするかも知れない天気予報
で、この先1週間くらいはずっと雨が降る予報になっています。それでも
ずっと毎日が雨ではなく、曇りのち雨とか、曇り時々雨とか、そんな
状態が続く天気予報でした。たまに晴れ間が出てくれればいいのですけ
どね。日南ではアジサイがかなり花を咲かせてきましたよ。花菖蒲も
同じようにあちこちで花を咲かせています。ここしばらくは花を撮影
していなかったので、今週はもしお日様が顔を出したら、花の撮影に
行ってこようと思います。
さて、アカショウビンの話題になりますが、なかなかR先輩や私が狙って
いる枝(アカショウビンがとまってくれそうな枝に、カメラの焦点を合わ
せて、じっと何時間も待っているのです。)には、なかなかやって来て
くれません。R先輩いわく「もしかしたら、アカショウビンは我々の行動
をどこからか見ていて、それでわざと来んちゃねーと!。」と流暢な日南
弁で、不安げに言われます。私は「まさか、そんな事はないと思います
けどね。」と言いながらも、賢いアカショウビンは敏感に、我々の行動を
察知しているのかもしれないと、やはりちょっと不安になります。
昨日も夕方近くまでネバリましたが「声はすれど姿は見えず。」状態で
した。その後、小松山の撮影ポイントを撤収して、とりあえず別のポイ
ントにむかいました。こうして、我々は、日南市内のアカショウビンの
出現ポイントをいろいろと回ってはいるのですが、敵も去るもの、一筋縄
ではいかないのです。まあ、簡単にアカショウビンの写真が撮れるようだ
ったら、あまり価値はないのですから、当然と言えば当然なのですが。
ところで、吉野方に大根川という酒谷川の支流となっている小さな川があ
るのですが、なぜこの川が大根川(だいこんがわ)と云われるようになった
のか、R先輩が面白い昔話を聞かせてくれましたので、ご紹介しますね。
私もこの話をいろいろと調べてみたら、実際に日南の昔話として残って
いたので、そのままご紹介します。
【昔、昔、旅の途中の弘法大師がお腹を空かせていると、川で女の人が
大根を洗っていました。とてもみずみずしく、おいしそうな大根です。
大師はていねいに頭を下げると、女の人にお願いしました。
「すみません。長旅で、腹を空かせております。どうかその大根を、一本
めぐんで頂けないでしょうか?」すると女の人は、みすぼらしい大師を
見て鼻で笑うと、「はん。こじき坊主が」と、わざと洗っていない、
土のついた小さな大根を大師に投げ渡したのです。 弘法大師が、何も
言えずとまどっていると、女の人はさらに冷たく言いました。
「その大根は 土がついたまま食べるんだよ。いらないのなら、さっ
さと消えな」
弘法大師は無言で頭を下げると、その大根を拾わずに、そのままどこか
へ行ってしまいました。 「あはははは。こじき坊主にも、少しは意地
があるんだね」その後姿にアカンベーをした女の人は、再び大根を洗お
うと川の方を向いたのですが、不思議な事にさっきまで流れていた川の
水が一滴もなかったのです。
「そんな、どうして?」びっくりした女の人が、ふと足下を見てみると
足下に一枚の紙切れが落ちていました。拾い上げてみると、そこには
こう書かれてありました。
《土のついた大根をそのまま食べるのなら、洗う水はいらぬだろう。空海》
それ以来、この川の水は大根がとれる頃になると干上がったので、人々は
この川を『大根川』と呼ぶようになったそうです。】
面白い話でしょう。空海とは弘法大師の名前ですが、この昔話は、まさに
R先輩から聞いた話そのままでした。
人は助け合って生きています。それなのにこの大根を洗っていた女性は、
弘法大師の事を外見で判断して、見下げてしまったようです。本来ならば
「自分も生きるのに精一杯だけど、このお坊さんは私よりももっと苦しく
頑張って生きている。だから一番美味しそうな大根をあげましょう。」と
思ってあげてもいいのですが、なぜか優しい心が消えてしまったようです。
外見からだけで人を信じるって難しい事なのかも知れませんが、いつも優
しい思いやりを持った心で人と接したいものです。
今日のお薦めの焼酎は井上酒造の「飫肥杉」という焼酎です。宮崎の
芋焼酎です。この焼酎も私の地元のレギュラー焼酎ですね。松の露と
比較すると、ちょっとスッキリしていてとても飲みやすい焼酎になって
います。地元でも、松の露派、飫肥杉派、京屋かんろ派と、みんな
自分の好みで、晩酌の焼酎は、それぞれとなっているようです。ぜひ
一度、日南市の焼酎を飲み比べてみて下さいね。
今日のお薦めの曲は高橋由美子の「友達でいいから」です。懐かしい
ですよね。この曲に思い出がある人も多いのかもしれません。
シルバー人材センターに顔を出して、友人を冷やかしてこようと思い
自転車でこのあたりをウロウロしていましたが、目的の人材センター
は見つからずに、写真の駒宮神社という所の鳥居の前に到着しました。
意外と立派な神社のようです。ちょっとお参りする事にしました。
そうすると、この駒宮神社は宮崎の民謡にもなっている「シャンシャン馬」
の発祥の地だったという事がわかりました。ちょっとビックリです。
こんな出会いも面白いですよね。シャンシャン馬は知っていても、その
云われや歴史については、全く知らなかった訳ですから、勉強する良い
機会になりましたよ。
【撮影日】2016/05/11 12:42:39.95
Nikon D810 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:24mm f/8 1/320秒
今日も日南は五月晴れの良い天気でした。これで5日連続の良い天気が
続いています。最近では、こんなに良い天気が続くなんて珍しい事です。
でも明日からは、いよいよ南九州も梅雨入りするかも知れない天気予報
で、この先1週間くらいはずっと雨が降る予報になっています。それでも
ずっと毎日が雨ではなく、曇りのち雨とか、曇り時々雨とか、そんな
状態が続く天気予報でした。たまに晴れ間が出てくれればいいのですけ
どね。日南ではアジサイがかなり花を咲かせてきましたよ。花菖蒲も
同じようにあちこちで花を咲かせています。ここしばらくは花を撮影
していなかったので、今週はもしお日様が顔を出したら、花の撮影に
行ってこようと思います。
さて、アカショウビンの話題になりますが、なかなかR先輩や私が狙って
いる枝(アカショウビンがとまってくれそうな枝に、カメラの焦点を合わ
せて、じっと何時間も待っているのです。)には、なかなかやって来て
くれません。R先輩いわく「もしかしたら、アカショウビンは我々の行動
をどこからか見ていて、それでわざと来んちゃねーと!。」と流暢な日南
弁で、不安げに言われます。私は「まさか、そんな事はないと思います
けどね。」と言いながらも、賢いアカショウビンは敏感に、我々の行動を
察知しているのかもしれないと、やはりちょっと不安になります。
昨日も夕方近くまでネバリましたが「声はすれど姿は見えず。」状態で
した。その後、小松山の撮影ポイントを撤収して、とりあえず別のポイ
ントにむかいました。こうして、我々は、日南市内のアカショウビンの
出現ポイントをいろいろと回ってはいるのですが、敵も去るもの、一筋縄
ではいかないのです。まあ、簡単にアカショウビンの写真が撮れるようだ
ったら、あまり価値はないのですから、当然と言えば当然なのですが。
ところで、吉野方に大根川という酒谷川の支流となっている小さな川があ
るのですが、なぜこの川が大根川(だいこんがわ)と云われるようになった
のか、R先輩が面白い昔話を聞かせてくれましたので、ご紹介しますね。
私もこの話をいろいろと調べてみたら、実際に日南の昔話として残って
いたので、そのままご紹介します。
【昔、昔、旅の途中の弘法大師がお腹を空かせていると、川で女の人が
大根を洗っていました。とてもみずみずしく、おいしそうな大根です。
大師はていねいに頭を下げると、女の人にお願いしました。
「すみません。長旅で、腹を空かせております。どうかその大根を、一本
めぐんで頂けないでしょうか?」すると女の人は、みすぼらしい大師を
見て鼻で笑うと、「はん。こじき坊主が」と、わざと洗っていない、
土のついた小さな大根を大師に投げ渡したのです。 弘法大師が、何も
言えずとまどっていると、女の人はさらに冷たく言いました。
「その大根は 土がついたまま食べるんだよ。いらないのなら、さっ
さと消えな」
弘法大師は無言で頭を下げると、その大根を拾わずに、そのままどこか
へ行ってしまいました。 「あはははは。こじき坊主にも、少しは意地
があるんだね」その後姿にアカンベーをした女の人は、再び大根を洗お
うと川の方を向いたのですが、不思議な事にさっきまで流れていた川の
水が一滴もなかったのです。
「そんな、どうして?」びっくりした女の人が、ふと足下を見てみると
足下に一枚の紙切れが落ちていました。拾い上げてみると、そこには
こう書かれてありました。
《土のついた大根をそのまま食べるのなら、洗う水はいらぬだろう。空海》
それ以来、この川の水は大根がとれる頃になると干上がったので、人々は
この川を『大根川』と呼ぶようになったそうです。】
面白い話でしょう。空海とは弘法大師の名前ですが、この昔話は、まさに
R先輩から聞いた話そのままでした。
人は助け合って生きています。それなのにこの大根を洗っていた女性は、
弘法大師の事を外見で判断して、見下げてしまったようです。本来ならば
「自分も生きるのに精一杯だけど、このお坊さんは私よりももっと苦しく
頑張って生きている。だから一番美味しそうな大根をあげましょう。」と
思ってあげてもいいのですが、なぜか優しい心が消えてしまったようです。
外見からだけで人を信じるって難しい事なのかも知れませんが、いつも優
しい思いやりを持った心で人と接したいものです。
今日のお薦めの焼酎は井上酒造の「飫肥杉」という焼酎です。宮崎の
芋焼酎です。この焼酎も私の地元のレギュラー焼酎ですね。松の露と
比較すると、ちょっとスッキリしていてとても飲みやすい焼酎になって
います。地元でも、松の露派、飫肥杉派、京屋かんろ派と、みんな
自分の好みで、晩酌の焼酎は、それぞれとなっているようです。ぜひ
一度、日南市の焼酎を飲み比べてみて下さいね。
今日のお薦めの曲は高橋由美子の「友達でいいから」です。懐かしい
ですよね。この曲に思い出がある人も多いのかもしれません。