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下山時も先頭を歩いていると、登山道のすぐ脇にいた蛇が私の目にとまって、それと同時に私の足が
ピタッと止まりました。人間の習性って恐ろしいくらい「蛇」に対しては敏感で、脳がすぐに防御
態勢を取るように指令を出してきます。1mくらい近くからよく見ると、太さが3~4cmくらいはあり
そうな大きなアオダイショウが、野ウサギを丸飲みしていました。すでに野ウサギの頭が見えません。
こんな野生の貴重な捕食の瞬間に、またも小松山で出会えるなんて驚きです。かなりグロテスクな
写真ですが、それにしてもあのすばしっこい野ウサギをこのアオダイショウはよく捕まえたものです。
これだけ大きなアオダイショウだと獲物を追いかけるスピードもかなり速いと思いますが、それに
してもあの口でそのまま丸飲みするなんて、本当に凄いですよね。きっとすべて飲み込んだ蛇の姿は
まさに「ツチノコ」状態になると思いますよ。これからすべて飲み込むまでにかなりの時間を要する
と思いますが、親心として蛇に忠告する訳ではありませんが、このアオダイショウにとってのこの
ご馳走が、周辺にたくさんいるだろうタヌキやキツネ達に横取りされないように、気を付ける事で
しょうね。しっかりガードして最後まで食べられたら、冬眠を前にして、このアオダイショウは安心
して冬を越せる事でしょう。。残酷なようですが、これが自然界の生存競争なのです。
【撮影日】2020/10/31 13:29:04.00
Nikon D300 レンズ:VR 24-120mm f/4G
焦点距離:95mm f/4 1/25秒