2020年一発目のラーメンは、ガッツリと気持ちよく完食できるお店探しから。私のラーメン探索は、自分の生活圏内が基本であり、仕事と家庭を優先した状況を守ることが大前提。だから昼食に限られる。
1日遠出して数件のラーメン屋はしごするラーメンブロガーさんや新店舗を次から次へと開拓し紹介されるブロガーさんいらっしゃるが、そういうことがまずできない。その代わり何人かのブロガーさんのラーメン記事は週1ペースで楽しみにチェックさせてもらっている。
若くて独り身であればそういう行動に出たかも知れない。全国の美味しいラーメン屋を行脚しようとか、ラーメン本でも書けばと言われても正直そんな気持ちはサラサラない。
30代の頃、Numberというスポーツ雑誌に懸賞付き投稿で何本か書いて送ったことがある。NBAのマイケルジョーダン論とか日本バスケ界のプロ化論とか。400字詰原稿用紙20枚くらいだっただろうか。
たった1万字程度の原稿を書くのに、その何百倍もの参考文献や事実に基づいた確かな情報やインタビューを集めなくてはならない。なんとなく知ってるとか自分の思いつきの空想ではちゃんとした記事は書けないのである。
大好きだったバスケの事が苦しくなり、逃げたくなったり、投げ出したくなったりした。アマチュアレベルでこれほど苦しむのだから、プロとしてメシを食べられるレベルの物書きはどれほど大変か思い知った。
2回目の来訪である。初回の写真探して日付見たら9月下旬だった。もう4ヶ月近く経つか。1号ラーメンがあっさり系ラーメン、2号が濃厚ラーメン、3号が油そば、4号がつけ麺。
1号のつもりが、前回食べた美味しさがよみがえりまた同じ2号大盛り煮玉子付きをオーダーしてしまった。
もちもちの太麺もスープも非常に熱くてよろしい。自家製麺ならではの太くても食べやすい心地いい食感だ。スープは濃口に見えるが塩分控えめで動物系の出汁が実にまろやかになんの臭みなく角が取れている。
鶏、豚骨、牛骨をバランスよく出し過ぎていない。魚介系と香味野菜系の出汁を上手くブレンドしてる。麺の存在感に負けないとろみある重層的スープだ。素晴らしい出来栄えだと思う。
ラーメンのジャンルとしては、醤油なのだろうが、醤油ラーメンではない。豚骨醤油でもない。なんて呼んだらいいのだろう。
濃厚醤油ラーメンとでも呼べばいいのだろうか。
具材もとても良い仕事施してあり言うことなし。器もしゃれている。前回食べた時よりさらに美味しく感じた。
あえて粗探しすると、入口のドアガラスが汚れていた事。年末の大掃除をしていない事が読み取れた。店内の清潔感だけが文句のつけどころ。
この数年、清湯系中華そばがブレイクしているが、門前仲町のこうかいぼうや木場の吉左右よりさらに荒削りな重層的濃厚ラーメンの代表としてここサンダーバードも真に美味しいラーメンだと思う。
ご馳走さまでした。
新年のラーメン一発目大成功だった。これからもう少しだけ仕事して帰り、すぐなな散歩に出かける。通勤電車の中でも眠かった。身体からまだ正月ボケが抜けきれていない。はやくいつものルーティンへ戻ろう。