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にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

黒ラブなな散歩(夕陽に映える)

2020-01-22 17:30:00 | 黒ラブなな

 昨年7月からなな散歩に毎日2回(休日は3回)欠かすことなく行くようになって、自分の生活のルーティンが健康的に定まってきた。

当初は心配していたが、毎日、平日・休日に関わらず(疲れているなしに関わらず)、雨の日でもカッパを着て連れて行く。私の家事の大事な一部になっている。

自分の事であればこれほど根気よく続かなかっただろう。『誰かに尽くす」とか「誰かのため」というマインドセットにならないとこういう仕事にはうまく集中したり継続できないのかも知れない。

自分のためだけだと今ひとつやる気が起こらない。友人に父親の介護をしているとき、料理が好きになった男がいる。それまで料理なんかほとんど作ったことがなかったのだけれど、父がなぜか彼の作る料理を「美味しい美味しい」といって食べてくれるので嬉しくなって、料理本を買い、毎日新しい料理に挑戦してるうちに、すっかり料理好きになってしまった。

でも、父親が亡くなったとたんに料理を作る意欲がパタリとなくなってしまったそうである。自分自身のためには凝った料理を作る気がしないのだと言っていた。その気持ちはよくわかる。













 家事というのは、本質的には、身内(他人)の身体を配慮する技術なのだと思う。

清潔な部屋の、乾いた布団に寝かせ、着心地のよい服を着せて、栄養のある美味しい食事を食べさせる。どれも他者の身体が経験する生理的な快適さを想像的に先取りする能力を要求する。具体的な技術以上に、その想像力が大切なのだと思う。

なな散歩は、第二の子育てみたいな事であり、ななが生理的によろこぶ姿見るのがとても楽しい。自分の住む地域の再発見もある。話をしたことのなかったご近所さんとのコミニュケーションにも役立っている。

まさかこの歳でこんなに毎日歩くことになろうとは、ななが望外のよろこびと発見を与えてくれた。夕陽に映えるななの姿は美しかった。