091126日経から 日経フォーラム世界経営者会議
危機にこそ飛躍を
危機は企業をより強くする。これまで隠れていた問題点が表面化し、何に取り組まなければならないのかが明らかになる。危機を逆手にとって自社の体質を強化した。
〇日産自動車社長兼CEO カルロス・ゴーン氏
逆境の中でのポイントは、
厳しい時期こそ学ぶ時期だ。
危機の時期こそ、他社との違いを生み出すチャンス。
試行錯誤しながら、失敗があってもあきらめてはいけない。
価値を創造し、より強い企業に。
日本企業の力は現場にある。現場には献身的な取り組みと忠誠心がある。
現場との接点を継続。
ウブロCEO ジャン・クロード・ビバー氏
時代と逆を行く戦略を立てること。
相手の力を利用して相手を倒すような感覚だ。
投資しない分野については経費削減につとめる。通信費の削減やコピーを白黒にするなど、多くの分野で自分たちなりの削減を行なっている。
年配者の意見、情報共有、新しいことに挑戦。
口コミやインターネットでの話題づくりを重視。
PRのやり方を工夫すれば大きな投資は必要ない。
オリエンタルランド会長兼CEO 加賀見俊夫氏
ニーズを常に見極める
①アトラクションやショーなどのハード
長期的、総合的。付加価値を高める。
人間の感性や感覚に訴える。
②人的サービス
「いらっしゃいませ」よりも、「どちらからいらしたのですか」が、コミュニケーションのきっかけ
従業員満足度の向上。表彰制度などを通じて従業員同士でほめ合う風土づくり
③ゲストの声の取り込み
ゲストの声を関連部署にすぐフィードバック。
クレームには拾うべきものと捨てた方がよいものがある。
中長期的な視点。私自身の価値観。自分自身で責任を持って最終決断できるリーダーがこれからの時代に必要になるだろう。
. . . 本文を読む