長野県におけるラッパ文化の調査 継続調査として、長野県内における消防ラッパに関する資料収集およびフィールドワークをおこなった。本年度は、消防学校講師の市川五郎氏へのインタビューによって
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/20520126/2009/3/ja.en.html
(1) 長野県におけるラッパ文化の調査
継続調査として、長野県内における消防ラッパに関する資料収集およびフィールドワークをおこなった。本年度は、消防学校講師の市川五郎氏へのインタビューによって、これまで不明瞭だった戦後の長野県消防におけるラッパ隊の実態の把握、近年になっての競技会の成立までに至るプロセス等を知ることができた。長野県におけるラッパ文化は、明治大正期から連続するものではなく、昭和四十年代に再興され、規律の維持を重要目的としながらも、もはや通信技術ではなく音楽活動へシフトし、教則本の刊行、講習会・競技会の開催によって、ローカルな偏差はなくなり、吹奏技術のレベルアップに貢献している。
三木正夫注
須坂市消防ラッパ隊は、長野県ラッパ吹奏大会で10連覇中です。
消防ラッパの歴史を知ることは、この面からも重要だと思います。