5月18日(土) 須坂市防災講演会(釜石の奇跡の片田敏孝群馬大学教授と下水内郡島田茂樹栄村長)
見逃せない講演会
「災害は忘れた頃にやって来る」ということわざがありますが、最近は、「災害は必ずやってくる」といわれています。須坂市は、「新・地域見守り安心ネットワーク(要援護者支援マップ) 」及び「地域防災マップ」を、全69町(区)で先駆的に、区長様をはじめ区民が主体となって作成済みですが、さらなる防災意識の向上のために、5月18日(土)、須坂市防災関係講演会を2件開催します。
ひとつは、午後3時~午後5時(午後2時30分開場)まで、須坂市文化会館メセナホールにおいて群馬大学広域首都圏防災研究センター長の片田敏孝教授を講師にお迎えし、「想定を超える災害にどう備えるか ~求められる個人・地域の防災力~」と題しご講演いただきます。(入場無料)
片田教授の講演会は、私にとって待望久しいものでありました。平成23年(2011年)3月11日(金)に発生した東日本大震災により多くの方の尊い命が失われましたが、その中にあって、釜石市では、小学生1,927人、中学生999人のうち、5人の小中学生が残念ながら犠牲となりましたが、ほとんどの小中学生が素早く避難し、命が助かりました。これが、"釜石の奇跡"と呼ばれています。
私は、報道でこれらを知り、また、昨年(2012年)7月17日に参加した「市町村長防災特別セミナー」で片田教授の講演をお聞きし、終了後、須坂市での防災講演会の依頼を申し上げました。その後、昨年(2012年)9月1日の防災の日には「NHKスペシャル 釜石の"奇跡" いのちを守る特別授業」として、放送され、全国的に大きな反響を呼びました。
私は、片田教授のご講演内容は、想定を超えた災害にどう備えるか、想定外をどう生き抜くか、避難三原則、子どもを中心とした防災教育など、防災教育を中心とした教えの中に、既成概念の打破、人としての生きざまなどの幅広い教えがあると考えています。子育てや教育、組織運営の参考にもなると考えます。
片田教授には、昨年7月に講演のご依頼を申し上げましたが、大変ご多忙につき、5月18日になりました。このようにご多忙の中、ご講演をいただけることに片田教授に心から感謝を申し上げますとともに、非常に貴重な機会ですので、ぜひ大勢の皆様のご聴講をお願いします。
なお、同じ日の5月18日(土)午後1時~2時30分まで、須坂市中央公民館(3階)で、須坂市民学園公開講演会として、島田茂樹下水内郡栄村村長から、「長野県北部地震 震災から復興に向けて」と題してご講演をいただきます。
平成23年(2011年)3月12日に長野県北部地震が発生しました。前日の東日本大震災で日本全土が大混乱のなか、栄村が突如震度6強の大地震に見舞われました。「忘れられた被災地」という報道がなされるなか、震災の復旧作業における陣頭指揮を執り、困難な局面を乗りきり、現在も早期復興に向けて奮闘されていらっしゃいます。島田村長にも、大変ご多忙の中、ご講演をいただくことに心から感謝申し上げます。こちらも、ぜひご聴講ください。
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