●『致知』7月号から
●菊池恭二(西岡常一棟梁の弟子/社寺工舎代表)
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「この仕事をやり切る」と定めたら、
強い気持ちも湧いてきたんだね。
人が死んだわけじゃない、殺したわけでもない。
職人たちの腕を切られたわけでもねぇ。
頭と腕と足さえあればまた仕事はできる。
『三国志』の戦いじゃないけれど、
後には引けない、やるしかない。
人生最大の逆境だけど、逆に攻めるしかないと。