三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

新刊『安岡正篤 心に残る言葉』

2011年02月12日 | Weblog

新刊『安岡正篤 心に残る言葉』(藤尾秀昭・著)から


●【萬燈行】 

 内外の状況を深思しましょう。
 このままで往けば、日本は自滅するほかはありません。
 我々はこれをどうすることも出来ないのでしょうか。
 我々が何もしなければ、誰がどうしてくれましょうか。
 我々が何とかするほか無いのです。
 
 我々は日本を易(か)えることが出来ます。
 暗黒を嘆くより、一燈を付けましょう。
 我々はまず我々の周囲の暗を照す一燈になりましょう。
 手のとどく限り、至る所に燈明(とうみょう)を供えましょう。

 一人一燈なれば、萬人萬燈です。
 日本はたちまち明るくなりましょう。
 これ我々の萬燈行であります。
 互に真剣にこの世直し行を励もうではありませんか。



●【思考の三原則】 

 私は物事を、特に難しい問題を考えるときには、
 いつも三つの原則に依(よ)る様に努めている。

 第一は、目先に捉(とら)われないで、出来るだけ長い目で見ること、

 第二は物事の一面に捉われないで、出来るだけ多面的に、
 出来得れば全面的に見ること、

 第三に何事によらず枝葉末節(しようまっせつ)に捉われず、
 根本的に考える

 ということである。

●【学問は人間を変える】 

 学問は人間を変える。
 人間を変えるような
 学問でなければ学問ではない。

 その人間とは他人のことではなくて
 自分のことである。
 「他人を変えようと思ったならば、
 先ず自分を変えることである。」

●【健康の三原則】

 第一に心中常に喜神を含むこと。
 (神とは深く根本的に指して言った心のことで、
 どんなに苦しいことに逢っても
 心のどこか奥の方に「喜びをもつ」ということ。)

 第二に心中絶えず「感謝の念」を含むこと。

 第三に常に「陰徳」を志すこと。
 (絶えず人知れず
 善い事をしていこうと志すこと。)


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