三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

最後の紙芝居「絵元」 塩崎源一郎氏[故人)

2014年05月05日 | Weblog

塩崎源一郎氏の企画展 須坂・南部地域公民館 長野http://sankei.jp.msn.com/region/news/140422/ngn14042202090001-n1.htm

から

2014.4.22 02:09

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 塩崎氏は明治45(1912)年、須坂市九反田に生まれ、17歳で上京。間もなく当時はやり出した紙芝居の世界に入った。昭和14(1939)年に大阪西成区に転居し、紙芝居師として活動した。22年には紙芝居を制作、配給する「三邑(さんゆう)会」を設立し、後に全国に配給するようになった。

 紙芝居の原画はすべて手書き。集まった紙芝居作家の中には、後に漫画家やアニメーターとして活躍した人も多く、漫画や劇画の礎になったともいわれる。塩崎氏は、絵元として紙芝居の原画を貸し出す一方、戻ってきた原画を修復して再び貸し出す活動を続け、平成12年に87歳で亡くなった。

 「須坂の地で街頭紙芝居をやりたい」が口癖だったという塩崎氏は昭和55年、講談で知られる戦国武将を描いた「山中鹿之助」の紙芝居原画(全50巻)をはじめ絵画コレクションなどを須坂市に寄贈した。今回展示しているのは、「山中鹿之助」の第17巻と47巻の各10枚と、紙芝居作家が描いたと思われる「東海道五十三次」の作品66点。原画は丁寧に描かれ、構図は現代の劇画に通じる躍動感あふれたものとなっている。

 「テレビがない時代、子供たちにとって最大の娯楽だった紙芝居の世界で活躍した須坂出身の人物がいたことを知ってもらいたい」と須坂市。5月2日までで無休。入場無料。問い合わせは同館(電)026・245・0273。


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