長野県天龍村で500年以上前から伝わる「坂部の冬祭り(1月5日)
http://www.82bunka.or.jp/bunkazai/legend/detail/01/post-80.php
http://senshoan.main.jp/sakabehuyumaturi.htm
が、報道されていました。私は、長野県下伊那地方事務所に在職していましたが、県職員を退職したため見ることはできませでしたが、教えていただいたことがいくつかあります。
・厳しい生活への楽しみと地域の団結を守るため、毎月のように祭りがあること。
・集落を離れた人も祭りを支えていること。(信毎によると昨年末現在で16世帯31人)
・平家の落人伝説があること。
・私が下伊那地方事務所在職時は、市町村合併が論議されていた時(平成15年)でした。ある地元以外の方が、「合併すれば祭りがなくなってしまうのではないか」と質問をした際に、地元の方が「合併でなくなるようでは、今までになくなっている」と返答しました。
「坂部に伝わった『熊谷家伝記』によると、正長元年(1428)に熊谷直吉が館を坂部本村に移したとき、夢占いによって神楽を始めたと記されており、これが坂部における神楽の始まりとされて。(八十二財団)」いますので、その後の日本の激動の歴史を考えるとなるほどと当時感じました。
特記事項
天龍村お出かけ下さい。
http://sky.geocities.jp/tenryusk/list.html
なお、坂部はゆベしの里としても有名です。
「天龍村柚餅子生産者組合」は、昭和50年に地区の生活改善グループを母体として結成されました。現在の農商工観連携(6次産業)の草分け的存在です。
「柚餅子(ゆべし)」の開発は、過疎化が進む中、主婦の視点から地域の活性化を模索し、かつて地区に伝わりながら消えようとしていた武士の携帯食を後世に残そうと挑戦したのが始まりです。
最近は、高齢者と子供達のふれあいによる山里文化の伝承、都市との交流、グリーンツーリズム活動等も行っています。
http://www.vill-tenryu.jp/yubeshi.htm
http://www.iijan.or.jp/oishii/2010/02/post_1259.php