須坂市観光協会 平成27年度事業計画
須坂市観光協会(以下「協会」という。)の活動は、市民生活とのかかわりがとても深いですし、私の観光施策と全く同一方向でもありますので、私の見解もお示ししながら、観光協会で決定された「平成27年度事業計画」を紹介します。
「★( )」は私の見解です。
【総論】
本年度は、北陸新幹線の金沢延伸や善光寺御開帳の年であり、これらを須坂市の観光情報の発信や誘客活動の大きな好機と捉え、市内諸団体や各広域団体との連携を図り事業展開を進めます。
(★今までも北陸新幹線、善光寺御開帳を見据えて、観光PRを行ってきましたが、一層の連携を須坂市役所としても行ってまいります。)
昨年度からの新たな取り組みとして始めました「住んでよし訪れてよし」のまちづくり=“生活文化観光”に引き続き取り組んでまいります。訪れた土地の風情や生活文化に触れることは、旅を楽しむ重要な要素であり、地元の人が地域に誇りをもって生活している「暮らし」は何よりも来訪者を魅了するからです。
2015年度観光協会の方針として、市内各所の観光素材を資源の掘り起こしと磨きをかけ、「本物」を活用し、“暮らし観光”を誘客戦略と、来ていただいたお客様への“おもてなし”を引き続き取り組んでまいります。
(★「所変われば品変わる」というように、それぞれの地域の食べ物、風俗、習慣などいわゆる「生活文化」が異なります。違うからこそ面白いと思います。
「一過性の観光客ではなく、「訪れた土地の風情や生活文化に触れ」て、須坂市に少しでも愛着を持っていただけるような、NHKテレビの「鶴瓶の家族に乾杯」のような観光地域にしたいと考えています。
「(地域)外に対する魅力を発信することに目が行きがちだが、出身者といった地域に関わりの深い人、地域の魅力を高める、広める当事者である人たちに対する「愛着」や「自慢(誇り)」を高める「インターナルブランディング」もまた重要である。(株式会社ブランド総合研究所が2010年に調査)」と言われています。「地元の人が地域に誇りをもって生活」していれば、見えた方が感激、感動をします。
(注:インターナルブランディング…内部でブランドを構築するための活動。団体、地域等が自らのブランドを団体、地域内部に浸透させる活動。ブランドを構築するためには、外向けのだけではなく、内部も構築することが必要。)
上記の㈱ブランド総合研究所調査では、"ふるさと"を誇りに思う要素として、多い順に、「自然」、「食事」、「交通の便」、「地域産品:、「温泉、レジャー施設、公園」、「伝統芸能、祭り、イベント」、「人のよさ、やさしさ、おもてなし」となっています。「食事」に農産物を含めると、須坂には、誇るべき地域資源が数多くあることが分かります。須坂市の地域資源、お宝をより多くの市民に、まず、認識していただき、誇りを持っていただくよう努めます。
【目指す基本姿勢】
1. 須坂市観光協会は、自分の住む町への愛着と誇りを大切にする町づくりを進め、訪れるお客様に「ほんもの」の、土地の風情や景色、また歴史、文化、生活に触れて頂き、みんながおもてなしの「暮らし観光SUZAKA」を目指します
2.そこに住む人、お客様と共に「満足度の高いまち須坂」の実現を目指します
【重点目標・・・・・「内を固めて外に出る」】
1.善光寺御開帳及び北陸新幹線金沢開業後に向けた取り組みを強化します
2.観光と町づくりの融合による「新しい須坂観光」を目指します。
3.事業の選択と集中を図ります
4.「おもてなし日本一」を目指します
【基本的事業の方向】
1.事業推進のため、地域住民の幅広い参加と協力をいただき、足元をしっかり固めます
2.地域間や各産業との連携を図り、地域の皆様及び訪れたお客様に満足のいく旅行商品をつくります
3.マスコミ等の協力を得て、タイムリーな情報を発信し誘客・宣伝に努めます
4.お客様を心からお迎えし、それを進める仕組みをつくります
(以下略)