信濃毎日新聞1月3日(月) から
箱根駅伝の早大、佐久長聖の絆
<1区と2区、トップ守る>
山上りの5区までにリードを広げたかった早大は、1区に1年生の大迫、2区に2年生の平賀翔太を起用。佐久長聖高出身の2人は、大迫が1キロすぎに抜け出してそのまま区間賞を取ると、平賀も各校エースがひしめく区間で4位の力走を見せてトップを守り、ともに自分の役割を果たした。
大迫は、11キロからただ一人ついていた佐久長聖高の先輩、堂本尚寛(日大)も「自分のペースを続ければ離れていくと思った」と引き離し、54秒差をつけて平賀にリレー。10月の出雲選抜、11月の全日本大学で優勝に貢献し、この日も快走を見せたルーキーは「注目されている自覚はあるけれど、力はそこまでない。だから浮足立つことなく冷静にやった」とレースを振り返った。
平賀は「後ろとだいぶ差があったので、自分のペースで落ち着いて走れた」と持ち前の安定感を発揮。「最後の3キロがポイントだと思っていた。何とか先頭でつなぐことができてよかった。『早稲田頑張れ』『平賀頑張れ』という沿道の声援が力になった」と安堵(あんど)した様子だった。
(以下、三木記載)
この記事は、1日目の記事です。2日目の高野選手(小布施町出身。佐久長聖高出身)などの活躍で、たすきをつなぎ、早稲田大学が総合優勝した。
早稲田大学は、峰の原高原で合宿をされ、峰の原高原クロスカントリーコースでトレーニングも積んでいる。