季節の1品キッチン*コミュニケーション鎌倉恵子

明石で料理教室を主宰しています
ラジオ関西【谷五朗の心にきくラジオ】料理コーナーでご紹介したレシピを掲載中♪

161 飯ダコ

2010-02-25 07:57:19 | Weblog
今日は今が旬の飯ダコをご紹介します
「イイダコ(飯蛸)」の名は、卵巣が、飯粒のようにみえるので「飯蛸」とつけられています タコの中では一番小さなたこです 春が産卵期なので 胴体の部分に卵がぎっしり詰まって美味しくなります 熟しすぎるとくどくなるので 2月3月の早春の頃が一番美味しいと言われています

原産地やルーツですが、北海道以南の各地沿岸から、朝鮮半島西岸・東シナ海にまで分布します。日本沿岸では瀬戸内海や東京湾に多く もちろん私の住む明石では早春の味として人気です 春先に産まれたイイダコはしばらく浮遊生活を送った後、水深が
5~10mぐらいの浅い泥砂の海底に居つき、夜間行動してアサリ・バカガイなどの二枚貝を好んで食べます。寿命は約1年。
タコは蟹やエビなどが好きですが他にもイイダコは白くてつるんとしたものが大好きなようで、それが目の前にあると、思わず抱きつきたくなるようです~。その習性を利用して
イイダコ釣りには、関東ではラッキョウや白い陶器などが使われ関西では手腐りという彼岸花の球根を使ったりするそうです!またたこは穴に入りたがる習性がありますが飯ダコは砂場に住むので岩穴がみつかりません そのため 大き目の巻貝に入り込んだり 内ムラサキなどの2枚貝の貝ガラに挟まり 自分で貝を閉じるたこもいるそうです
こうした貝殻を長い縄に次々にくくり延縄にして仕掛ける方法も使われています
栄養成分と働きたこには、タウリン、ビタミンE、亜鉛が含まれます。タウリンはアミノ酸の一種で血圧を下げたり、コレステロールを下げたり、血糖値を下げたり、肝臓の機能を高める働きがあるといわれます。 動脈硬化予防、血圧が高めの方、高血糖予防、肝臓の弱っている方、老化予防
イイダコは軟体動物、マダコ科に属し、本州、四国、九州の浅海の砂地、岩礁域に生息しています。全長が20~25cm程度、胴長が4cm程度の小型のタコです。このイイダコは、大市場においては、生のまま入荷することが多く、その際、身のしまった弾力のあるものが良いとされています。
調理方法
胴体部分を少しめくり墨だまを取り  目とくちばしもとる
塩をたっぷりもみこみ よく揉み洗いし水で流す
煮付け、おでんの材料、すしネタ、タコ飯、唐揚げなどにしていただきます。

★★★本日のレシピ★★★
たこ 60g前後 8尾
調味料 水 1カップ 日本酒 1カップ しょうゆ 砂糖 各大さじ3
生姜 10g せん切り  付け合わせ 菜の花 適宜

飯ダコを盛り付けている器は http://www.koubou-yuu.com/工房ゆう主宰 藤川氏の作品です

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