季節の1品キッチン*コミュニケーション鎌倉恵子

明石で料理教室を主宰しています
ラジオ関西【谷五朗の心にきくラジオ】料理コーナーでご紹介したレシピを掲載中♪

162 釘煮

2010-03-04 11:00:31 | Weblog
明石の春を告げる魚の一つにいかなごがあります
私の住む明石は魚の町として有名ですが 鯛やタコと並んで人気のあるのがいかなごです

この時期 住宅街を歩くと 必ずどこかのご家庭で釘煮を作る香りが漂ってきて 新たに巡ってきた春を感じ嬉しくなります

よその地方からこられたご近所の方に釘煮を差し上げたり また遠くに住む親戚や友人に発送する方も多く この時期はいかなごでコミュニケーションされる方が多いようです

さて いかなごの生態を少しご紹介しましょう
 スズキ目 イカナゴ科の魚類。 形がカマスに似ていることから、「カマスゴ(加末須古)」とも呼ばれます。稚魚は地方により「コウナゴ(小女子)」、「シンコ(新子)」と呼び、成長したものを「メロウド(女郎人)」、「フルセ(古背)」と呼びます 

北方系の魚であるため 水温が15度を超えると砂に潜って夏眠します。
12~1月になると浅瀬の きれいな底砂に産卵します。
淡路島の西側沖の「鹿の背」や東側沖の「沖の瀬」がその場所にあたります。
2月後半の解禁~4月末頃までが漁期で2~6cmが食べ頃です。
三重県などでも 漁が盛んです

さかなのまちあかしさん ホームページに寄りますと イカナゴという名前の由来については
①「いかなる魚の子なりや」と尋ねたのに対して魚の名前を答えたと勘違いしたとする説
②「糸のように長い小魚」からついたとする説 補足:カナは「糸」 ギは「魚」糸のように細い魚)
2月後半の解禁~4月末頃までが漁期で3~6cmが人気ですが ふるせも地元の通の間では人気があり 焼いて生姜入りの酢醤油につけて頂きます。
気になる解禁日ですが 

明石から神戸にかけては大阪湾船曳網協議会で 大きさや個体数を確認し 解禁日を決定します 今年は東播地区 大阪湾 2月27日土曜日 
西播(姫路より西 赤穂 坊勢 家島 室津方面)は 3月8日になりました

今日のレシピ  
いかなご 1キロ
しょうゆ 180ml
砂糖   250g
酒+みりん 100ml
生姜 せんぎり 50g
★★ポイントは鮮度 強火 落としぶたをし 常に煮汁がかぶる程度
途中で中火→弱火で煮詰める
さらに詳しく手順の写真を入れたレシピはこちらです→http://cookpad.com/recipe/241676

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