すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

原発“安全神話”に警鐘を鳴らしたはずが・・・

2015年04月22日 | 日々思うこと

大自然を五感で感じながら昨夜は撮ってきた枝垂れ桜などの写真をパソコンコンに取り込んで爽やかな気分でいたら、「もしこのまま原発を停止させたままなら、電力料金の大幅な上昇は避けられません。どう思われますか?」というコメントが届いていました。福島第一原発事故の収束も未だのこの場に及んでも“安全神話”にすがり、再稼動を進めようとしている人々・・・、大量の放射性廃棄物の最終処分問題をどうするのかと私の方がお聞きしたいところです。

原発についてはこれまでのホームページやブログで何度も書き込んだり、『原発ホワイトアウト』や慶応大学金子勝教授著『原発は火力より高い』『原発は不良債権である』なども紹介してきました。さらに再生可能エネルギーへの転換や、原発廃炉という選択で新たな雇用が生まれることも綴ってきました。しかし安倍政権下のエネルギー計画では経済を優先するあまり、“安全神話”に警鐘を鳴らしたはずの司法判決に否定的な人の多さにがく然としてしまいます。

骨の髄まで学ぼうとしない知識と情報が欠落している人たちも、高浜原発3・4号機はプルトニウム・ウランMOX燃料を使う「プルサーマル」を前提としていることに目を向け、放射能汚染は主義主張を超えて次世代に及ぶことを認識せねばなりません。また福井地裁の樋口英明裁判長は「運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」と・・・。

ところが樋口裁判長の名古屋家庭裁判所への左遷とも思える今回の異動や、自民党によるテレビ朝日やNHK幹部を呼び出しての聴取に一種の恐ろしさが伝わってきます。古賀茂明氏は日本外国特派員協会の記者会見で「政権与党が番組編集に口を出すこと自体が放送違反」と強く批判で、自民一強がもたらすかって歩んできた同じ道ではないのかと感じました。

今日は朝から太陽が眩しいほどで気温も上昇し、上越市まで所用で車を走らせました。久しぶりにJAあるるん畑に立ち寄って、孫の顔をチョッと見てからイオン大型店で買い物を済ませ、直ぐに新1年生の孫の下校時間に合わせて家路へと急ぎました。

写真は我が家では昔から「コゴメ」と言ってきた「コゴミ」で、里山の雪どけとともに店頭に出回っています。今までは到来物が多かったのですが、高齢化で山に採りに行くことができなくなった人が多くなり、1袋200円であるるん畑で求めました。

18日付け新潟日報「窓」への投稿について、市内外の多くの皆さまからメールをいただきました。わざわざ図書館まで行かれて記事を読んでくださった方もいたり、ほんとうに嬉しく思います。ありがとうございました。