今日は朝から天気予報通りの雨降りで、久しぶりの雨に植物たちも喜んでいるようです。ライフスタイルが晴耕雨読とあって読書には打ってつけの一日ですが、所用のため小雨の中を市内をあちこちへと動き回りました。今年も庭の日陰を好む純白の八重のドクダミの花が咲き出しました。
6月最後の日曜日に上越の友人Fさんと久しぶりに会食で、国会での安全保障関連法案や原発再稼動について話しが盛り上がりました。帰り際に上越高田図書館に返却するという2冊の本を薦められ、その1冊の矢部宏治著『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』~戦後70年の謎を解く!(集英社 1200円+税)を早速ネットで注文です。
本書の帯には「なぜ戦後70年もたっても、米軍が首都圏上空を支配しているのか?なぜ、人類史上最悪の原発事故を起した日本が、再稼動に踏みきろうとするのか?なぜ、被爆した子どもの健康被害が、見て見ぬふりをされてしまうのか?、なぜ、日本の首相は絶対に公約を守れないのか?」と・・・。だれもがおかしいと思いながら、止められない、日本の戦後史に隠された「最大の秘密」に迫るお薦めの1冊です。
実はここ数日の衆院特別委員会での論戦を視聴していると、精神的にも悪くなって安倍政権への不満が募るばかりでしたが、この本を一気に読んで戦後70年の謎が一つ一つ解けてゆく思いです。難しいところは飛ばしてまだ完読ではありませんが、驚いたことに「日米原子力協定」なるものが存在することを知りました。これが日米地位協定とそっくり同じの法的構造で、「原発廃炉」や「脱原発」をどれだけ政治家が言っても米軍基地問題と同じで、日本側だけで決められない仕組みで、アメリカ側の了承なしで決めていいのは電気料金だけというから驚くばかりです。
福島原発事故から4年も経過しているのに、現地の情報はコントロールされ知らされていない国民の一人として、31日に東北岩沼市で行われた「森の長城プロジェクト」主催の植樹祭に参加された新潟の知人のブログを読んで胸が痛みました。ご家族で被災地の復興の様子を見て来られ、廃墟の町の様子を若者に届ける必要性を強く感じたと書き込んでいました。
私日記「のびる」~新潟より~http://blog.livedoor.jp/masahiro16/archives/52017972.html
『食べもの通信』6月号は「認知症予防の食事~知っておきたい 脳を守るライフスタイル」特集で、こちらもお薦めの1冊です。