すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

百田発言、政治家は常に言い訳と逃げ道を・・・

2015年06月29日 | 日々思うこと

百田発言についてメディア各社は詳細に取り上げており、様々なことが見えてきて安倍政権がいかに危うい道へ進もうとしているか、今まで気づくことがなかった人たちにもよく伝わっているようです。「百田尚樹ツイッター」ではスゴイ書き込みで、最初は冗談で今度は本気というから作家が本業とは思えないほどのおぞましさが伝わってきます。

安倍首相が百田氏と親しいことはNHK経営委員の人選時でも周知され、今回の党本部で開催の勉強会「文化芸術懇話会」の一連の発言について、26日の衆院特別委員会で遺憾の意は表明したものの反省は全く見えません。また勉強会に出席した加藤勝信内閣官房副長官は「講演会だけで(百田氏の)沖縄発言などは直接聞いていない」と逃げ腰で、いつの世も政治家は常に言い訳しながら逃げ道を準備です。

ところで国会議員が立ち上げた「文化芸術懇話会」の設立趣意書によれば、首相の考えに近い保守系の文化人や芸術家を講師に招き意見交換を通じて「心を打つ」そうで、政権への支持を発信することで「憲法改正の国民投票まで見据え『自民党政権応援団』を増やす狙い」と報じられています。当選挙区の高鳥衆院議員も冒頭だけの出席だったことで“言い訳風潮”ですが、この会に名を連ねていることそのものが問題ではないでしょうか。

近所の通学路脇のノウゼンカツラの花が咲き出しました。ジワジワと歩み寄る戦争への足音・・・、安倍政権の正体を直視し傍観することなく「ここから」しっかりと歩んでゆかねば孫子の世代にトンでもないことになってしまいます。

夏至もあっという間に過ぎて、オレンジ色のきれいなザクロの花にも小さな実が付いています。梅雨というのにそれほどの大雨も降らず水月6月も終わりそう・・・、月末までの原稿締め切りに頭を悩ます終日です。