今朝一番驚いたことは、安倍首相に近い自民党若手議員による憲法改正を推進する「文化芸術懇話会」なる初の勉強会が昨日開かれ、講師として招かれた百田尚樹氏が「沖縄の2つの新聞は潰さないといけない」などとトンでもない発言です。さらに「政府批判するマスコミは経団連を通じて広告料収入をなくし懲らしめればいい」と、言論統制を求める意見も出されたというから呆れてしまいました。こんな人物が安倍首相のお気に入りで、今年2月までNHK経営委員会でしたから受信料を払いたくないという国民が多いのも不思議ではありません。
9時から衆院平和安全法制特別委員会をNHKで、10時からは糸魚川市議会定例会最終日の様子をインターネットで視聴です。双方とも呆れるばかりで、特にチェック機能低下の糸魚川市議会で、2年も経過するとこんな議会になってしまうのかと憤りを感じてしまいました。その一つが「少人数学級実現に係る意見書の採択を求める請願」が不採択になったことです。これは総務文教常任委員会(伊藤文博委員長)に付託され、委員長を除く6名で賛成反対が同数となったことで委員長の反対により不採択となりました。
パソコン画面から本会議場で請願賛成で起立した議員はわずか数人で、保守最大2会派12名はすべて反対でした。そして5月に発覚した学校給食の異物混入について、6月定例会初日で市長や教育長から報告と謝罪がなかったことに加えて、所管する総務文教常任委員会でも調査をしていないことが古畑浩一議員の質疑で明らかになりました。折りしも本日のタイムス紙で25日、上越市内の小学校でも同様の異物混入があり、村山上越市長は同日の記者会見で教育委員会を挙げて調査するように指示をする素早い対応であったことが報じられていました。
ちなみに少人数学級実現に関して、国会では「教職員定数の充実」として衆参院とも全会一致で決議されており、“日本一の子どもを育てる”を掲げている糸魚川市において、住民代表の市議会が請願に不採択とはまったく情けないことです。さらに巷でも話題になっている学校給食の異物混入問題についても、行政トップの姿勢とともに首を傾げてしまいます。
そんなことで憤ってばかりでは身体によくないので、昼過ぎに小雨の中を能生谷の郷の茶店「えほん」での陶芸教室へと車を走らせました。今日はいつもより少ない参加者でしたが、手と口を動かしながらのリフレッシュです。4時過ぎに霧の中を帰途に着き、途中の須川橋近くの田んぼの中の“うさぎ人形”をやっと撮ることができました。これは地元の女性がJA農業祭に出展した作品で、田植えの頃からこの場所に飾られて行き交う人の目を惹きつける遊び心です。
ところで遊び心で始めた「えほん」での陶芸教室は2008年にスタートして7年、信楽土での愚作もどんどん溜まっていますが、東京の義妹や姪っ子が気に入った器を持って行くので嬉しい限りです。今日焼き上がった作品は全部で5点、失敗をして形を変えた一輪挿しもまあまあの出来で、庭の隅のアケビの細い蔓を取っ手に付けてみました。
明日の土曜日は上越から娘家族が泊りがけでやって来るので、また一段とにぎやかになりそうです。その後の日曜日には持ち帰った粘土で大作に挑戦しようかと心めぐらす週末のひと時です。