新潟県内の梅雨入り予報は大外れで、しばらくは雨マークが見当たりません。このところ25度を超える暑さで農作物にとっても水不足のようで、土日曜日は地域全体は霧がかかったように黒姫山もぼんやりです。
国と東京電力は福島第一原発の廃炉工程表を改訂しこちらも予定が大外れで、当初の計画では2015~17年に始まるはずの1~3号機の核燃料搬出はまた3年遅れとなりました。1〜3号機のプール内には計1573体、格納容器内には1496体の燃料が残り、廃炉作業の障壁になって、2020年の東京五輪開催中でも“乗り越えられず”これで国内の原発を次々と再稼働させたら世界の笑い者になることでしょう。
日本気象協会の震央分布図によると、震度3以上の地震観測回数は5月が16回でした。ほぼ2日に1度大きな揺れに見舞われている日本列島で、この先何が起こるかは誰も想定は不可能です。
姫川左岸の堤防沿いの姫七発電所の放水口から望む景色もぼんやりです。水力発電の後に姫川本流へ大量に放出されるこの水を農業用水などに何とか活用できないものかと思いますが企業との複雑な“壁”があるようですね。
ところで先月30日の月刊「キャレル」の東電広告について、コメントをお寄せくださった知人が早速「キャレル」編集部へメールをしてくださいました。柏崎刈羽原発のトラブル隠しに始まり隠ぺい体質の東電ですが、編集者からの返事で双方の会社の思惑が伝わりました。やはり東電「新潟本社」の設置とともに、最大の目的は柏崎刈羽原発の再稼動にあるようで知人がブログに詳しく書き込んでいます。私日記「のびる」 ~新潟より~NO3097 原発をやめるべき理由を再確認(49)http://blog.livedoor.jp/masahiro16/archives/52018329.html
今夜は9時からのNHKスペシャル「沖縄戦・全記録」を視聴です。戦後70年が経過し、機密資料で明かされる生々しい映像と証言の貴重な番組でした。一たび戦争が始まれば人の命は小さく儚いもので、その非人道さが伝わる1時間でした。そして安保法制案を大義名分にして何としても今国会で成立させようとしている安倍政権、このところ憲法学者らの発言をマスコミも取り上げるようになり、政治家の詭弁を多くの人たちが気づき始めたのではないでしょうか。梅雨入りがまだ先のようで朝夕の水遣りや鉢物の植替えなど、外仕事が多くなっている昨今です。