すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

71年目の夏の「核先制不使用」

2016年08月16日 | 日々思うこと

昨15日は71年目の終戦、敗戦の日を迎えました。九段の靖国神社への閣僚の参拝をニュースで取り上げていますが、アベ首相は私費で玉串料を奉納です。日本国民なら靖国神社を参拝することが当たり前であるかのネトウヨの書き込みを目にしながら、彼らの“愛国心”と洞察力の低さを憂いてしまいます。

注目の稲田朋美防衛大臣といえば、靖国神社へは行かずにアフリカ・ジブチを訪問です。『極右の稲田防衛相。そのニュースは、まるで「戦地訪問」の「戦争ごっこ」をしている子どものように生き生きしている。』と、慶応義塾大学金子勝教授はつぶやいています。

また15日の米ワシントン・ポスト紙は、紛争において先に核を使わない「先制不使用政策(No first use)」について、オバマ政権が導入の是非を検討していることで、アベ首相がハリス米司令官に「北朝鮮に対する抑止力が弱体化する」として、反対の意向を伝えたそうで狂っているとしか言いようのないアベ首相です

14日の夜9時からのNHKスペシャル「村人は満州へ送られた~“国策”71年目の真実~」を視聴です。当時、何も知らされずに27万の人々が満州に送り込まれた国の移民政策、これまでその詳細が伝えられなかっただけに“満蒙開拓”の悲惨さが伝わり、市内在住の知り合いの人たちが満州に渡っているだけに、他人事とは思えず釘付けの番組でした。

今、手が届きそうな71年前の戦争から、東京電力福島第一原発事故まで、誰もが責任をとらない日本はまことに“不思議なクニ”であることを痛感です。そして“目には目を”と報復の連鎖を断ち切れる政治家こそが、21世紀に誇れる“世界の勇者”ではないのでしょうか。

隣りの小2の孫が昨年、学校から“いのちの朝顔”の種をもらって来て、今年もまたきれいな花を咲かせています。日頃、なかなか見えない“いのち”ですが、日本はなぜ71年間戦争をしないでに済んだかを子どもたちと一緒に考える8月にと願わずにはいられません。

お盆を過ぎた16日、街中では他県ナンバーの車が少なくなり、また厳しい暑さが戻ってきました。いつの間にか大人になった東京の甥っ子が車でやって来て、今夜は上越の孫たちも一緒にみんなでにぎやかに夕食会です。

新潟市のお知り合いが14日付ブログ「閑話・靖国問題」で、その歴史を詳細に書き込んでいます。http://blog.livedoor.jp/masahiro16/archives/52046857.html

また女優の吉永小百合さんが「戦争反対を言えない空気」に危機感を表明です。http://lite-ra.com/2016/08/post-2497.html