すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

レッドカードのアベ政権とアニメの巨匠の訃報

2018年04月06日 | 日々思うこと

今日は孫たちの小学校の入学式で、朝から気温が低く昼頃から冷たい雨の肌寒さです。桜の花に目を奪われる日が続いている中で、国会では大変なことが次々と発覚です。森友学園への国有地売却の8億円の値引き根拠は敷地内のゴミ撤去費用でしたが、昨年2月に理財局職員が学園側へ「トラックを4千台も使って撤去した」との口裏あわせをしていたことを昨日のNHKが伝えています。

また防衛省が国会で「不存在」と説明した陸上自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかった問題は、シビリアンコントロール(文民統制)に関わりかねない重大な問題に発展です。陸自の 「問題文書と思わず」という認識といい、ウソの国会答弁を続けていたことに驚くばかりです。さらに空自でも「不存在」としていたイラク日報が相次ぎ発見され、野党は「立法府の存在意義そのものが揺らぎかねない」と反発で、アベ政権はすでに“レッドカード”ですがその認識すらないようですね。

昨日の午後、姫川左岸の東京発電姫七発電所近くの“一本桜”を通ると、厳しい冬に耐え抜いた巨木は今年も威風堂々と枝先までいっぱいの花を咲かせていました。直ぐ傍には数年前に枝垂れ桜の苗木が植えられましたが、まだ幼い木ながら見事な花ぶりで将来が楽しみです。

また姫川右岸のホームセンター裏の堤防近くに目を留める人もいないであろう一本の桜の大木がいつも気になっています。写真の根元辺りには対岸の東京発電姫七発電所を見ることができ、私はこのように群れずに立つ“一本桜”が好きです。 

アニメの巨匠で大好きな高畑勲さん(82)の訃報です。1985年に宮崎駿さんとスタジオジブリを立ち上げ、88年の映画「火垂るの墓」(原作 野坂昭如 直木賞受賞小説)は幼い頃の戦争体験がなかったら作っていなかったといわれる作品です。私はこれほど悲しいアニメをいつまでも忘れることができず、そして巨木が倒れてしまったような衝撃です。

スタジオジブリが発行する小冊子『熱風』で「憲法改正」が特集されています。小冊子は発売直後に完売ですが、宮崎駿監督、鈴木敏夫プロデューサー、高畑勲監督らジブリスタッフのみなさんの憲法に対する思いを読むことができます。ジブリの小冊子・「熱風」(2013年7月号)