米山知事の突然の女性問題での記者会見から一夜明け、すっきりしない気分のまま雨上がりの午後、能生地域徳合地区の枝垂れ桜の里へ友人のIさんと出発です。
国道から2キロほど入った里山は眩しい新緑で空気もヒンヤリで、今年は古民家ギャラリー「景徳庵」で魚沼市在住の画家、早津剛さん(79)の“かやぶき民家里帰りシリーズin糸魚川”が開催です。
茅葺の「櫻の宿」の枝垂れ桜は今年も風雪に耐えて見事に咲き、早津さんも昨年この角度で描いていました。また同じ枝垂れ桜でも少し近づいても絵になる風景です。
「櫻の宿」の座敷の中に置かれたヤエベニシダレは3月上旬の突風で倒れてしまいましたが、高さ5メートルの生木の枝先にも“最後の一花”を咲かせてその生命力に圧倒されます。
「いっぷく処彦右衛門」でコーヒーとケーキをいただいて帰途に着くと、遠くの紅白の木が気になり車を停めて撮りました。徳合地区にはこのように一つの木で紅白の花が珍しくないようで、里山の原風景に癒されるひと時です。
夕方5時からの米山知事の辞職会見に間に合い帰宅、結局6時からになった各TV局の会見報道を注視です。政治家にウソは付きもののようですが正直すぎる米山知事、女性問題に「そんなことまで言わなくてもいいのよ」と・・・。
夕食は徳合の五目押し寿司と朝どり山菜のウドで、食べ終わる頃に写真を撮り忘れたことにやっと気付くパニック状態の私です。そして同じ魚沼市(旧湯之谷村)出身の米山隆一知事と早津剛さん、大雪で倒れても咲き続ける“最後の一花”とを重ね、特に原発問題では画期的に着手した知事就任一年半の米山県政を振り返る終日です。
※新潟日報『窓』へ“届かぬ県民だより”について、投稿してあったのですが本日掲載されていました。