すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

戦争を語り継ぐ上越市平和展

2018年08月02日 | 日々思うこと

今日は上越市非核平和友好都市宣言推進事業として毎年、市立高田図書館(小川未明文学館)で開催の平和展へやっと出かけることができました。今年は「銃後」の資料展示として、銃(戦場)の後ろ、すなわち「戦場に兵士を送りだし、残された人々の生活」に関する資料の数々が並んでいます。

会場に入って目に付いたのは軍用機の木製プロペラで、続いて上越市の平和に向けた取り組みがパネルで紹介され、広島平和記念式典に参加した中学生らの過去5年分の感想文集が並べられています。

その奥には「核兵器に使われる恐れがある世界の核物質データ」と「世界の核弾頭データ」が表示されています。一目瞭然で子どもたちにも分かりやすく、断トツにアメリカとロシアだけで核弾頭13,800の保有量であることが伝わってきます。

また例年の直江津捕虜収容所の悲劇だけでなく、今年は沖縄戦資料展示もあり、友人Fさんと1時間ほど見て回り、最後に折り鶴コーナーで千羽鶴を折ってから会場を後にしました。

友人と昼食をしながら、100年前の高校野球が語り継がれているだけに、73年前の戦争を風化させてはいけないことなど話題が尽きません。3時に散会し、久しぶりに夏休みの孫に会いに行く前に、高田公園内の見事な蓮の花を撮ることにしました。

年は広大なお堀いっぱいの蓮の見事な開花で、その優しい色合いにしばし癒され、孫に会って夕方5時前に帰途に着きました。それにしても毎年、上越市共生まちづくり課の企画力の高さを垣間見る思いで、この類の平和展が平和都市宣言の糸魚川市で企画されないことを残念に思う一日の終わりです。