すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「放射線のホント」と嘘を教える復興庁と燃える甲子園球児

2018年08月21日 | 地震・原発

今日はまた暑さが戻って午前9時にはすでに30度を超え、少し動くと汗だくです。太陽の位置が日に日に低くなってきて、縁側には陽ざしがいっぱいで布団干し日和です。昼過ぎに外出で、暑さに強い百日紅(さるすべり)は天高く、街路樹にしては大きくなり過ぎのたくましさです。

たくましいといえば高校野球決勝戦、史上初の2度目の春夏連覇を達成した強すぎる大阪桐蔭(北大阪)を相手に、金足農(秋田)は最後までがんばり抜きました。それにしても全力で反り返り、校歌を熱唱する燃える球児らに万感の拍手です。

夕方、鶏むね肉の燻製を作る段取りをしておいたので、今日はフライパンを使って緑茶でやってみることにしました。いつもは庭で桜のチップでやっていたのですが、暑さもあってガスコンロにセットです。冷蔵庫に残っていたチーズも一緒にと、ところがこれが失敗でとろけるチーズだったので、家中にヘンな焦げ臭さが漂っています。

ところで佐賀市で開かれた高校PTAの全国大会で、復興庁が作成した『放射線のホント』が1万人に配られ、その内容が話題になっています。間違ったことが訂正されぬまま、また都合が悪くなるとこっそり削除して無かったことにするのが政府の常とう手段ですから、今さら驚くことはないのでしょうが放射線のことですからいい加減では済まされません。

また、このPTA全国大会に吉野復興大臣も出席し、東日本大震災後の風評被害払拭のため「福島県の主な都市の放射線量は国内外の他の都市と変わらない水準になっている。実際に来てもらえば、皆さんと変わらない日常の姿や着実に復興を遂げつつある姿を見てもらえる」と、修学旅行を呼びかけていたそうです。

福島は現在、至る所に汚染土のフレコンバッグが積まれている状態で、放射性微粒子は大気中に舞い上がっても空間線量は正しく測定できていないと指摘されており、燻製の焦げ臭さの類ではありません。

復興庁が作成した30ページ程の冊子の表紙には「知るという復興支援があります」と書かれ、「自然界に放射線があるから安全」などと、まるで東京電力と同じです。内容があまりにもヒドいので「ホントというタイトルで嘘を教えるなんて酷すぎる❗」「原発の安全神話が壊れたから今度は放射能の安全神話づくり❗」と、ネットで熱くなっています。

http://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2017/senryaku/pdf/0313houshasen_no_honto.pdf