今日は湿度が高く、稲刈りを前にして梅雨時のような天候です。NHKニュースでは、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」の本格的な廃炉作業の第1段階となる核燃料の取り出しを伝えています。
“夢の原子炉”といわれ、これまで投じた予算は1兆円を超える「もんじゅ」は、度重なる事故などで2016年12月に廃炉が決まり、2022年度までに炉心と燃料プールから計530体を取り出していきます。国内では扱いの難しい液体ナトリウムを冷却材に使う高速増殖炉の廃炉は前例がなく、2047年度予定の廃炉完了まで気の遠くなる作業で、廃炉費用はおおよそ3千億円で安全確保が最大の課題です。
また福島第一原発にたまり続けている放射性物質トリチウムの海洋放流についても深刻な問題となってきました。本日、国の有識者会議は一般から意見を聞く公聴会を初めて富岡町で開催し、住民や福島県漁連などが海への放出に強く反対です。
コンビニのお米からもセシウムが検出される昨今、トリチウムが含まれる高濃度放射能汚染水も「捨てる場所がない、仕方がない」、「一番経費のかからない処分方法」などと、希釈すれば安全という政府や電力会社の見解を看過することができません。
トリチウムは中性子を2つ持つ水素の同位体(質量数が3)で、セシウム137などと比べて半減期が早く毒性が弱い放射性物質ですが、被ばくを及ぼす危険物質であることには変わりはありません。人の細胞の中に入ったときのトリチウムは、ヘリウムに変化するためにDNAを攻撃し破壊してしまう放射性物資で、魚などの食物連鎖による人体への影響を危惧します。
キッチンの窓際に置いたバジルの根っこがどんどん伸びて、緑色の葉に癒されながらその生命力に驚きます。
ところで糸魚川市議会市民厚生常任委員会での、市健康づくりセンターの屋内プール整備計画案の審議採決をめぐり、委員長が採決に加わったことで議会運営委員会で問題として取り上げられ、新聞記事になっています。議運委員から「委員長は中立の立場でなくてはならない」との苦言もあったそうですが、委員長の中立性を言うなら議長の中立性はどうなのかと首を傾げてしまいます。
本来、議長は就任期間中は自ら所属する会派を離脱するのが一般的ですが、糸魚川市議会では会派に所属したままですから、こちらの問題にも目を向けるべきで、一向に議会改革の動きのない糸魚川市議会のご都合主義に驚くばかりです。
驚くといえば障がい者雇用水増し問題は、国の省庁だけでなく地方自治体でも発覚で、ウソが平然とまかり通るこの国はいったいどうなっているのかと憤るばかりです。前線の影響で天候も不安定で夜半には雷雨で、8月最後の明日も一日雨マークです。