彼岸花(東京都中央区)
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
病院の治療法のメニューのひとつに、「満面の笑顔セラピー」というのがあるんだそうです。
笑顔でいると、体の免疫がついて、元気になっていくんですって。
あるいは、笑顔でいることで、ポジティブなことを連想しやすくなるから、
それで病気が治ったり、体が良くなったりするんだそうです。
それなら、笑顔はいいものではないか?と思いもするわけですが…、
そうそう一筋縄にいかないのが、私達人間というものですよね。
考えてもみて下さい。
たとえば、心が疲れていて、それでも人前ではなんとか笑顔を取り繕わなくてはいけないとき、
心と体で違うことをやるのですから、当然、つらくもなるでしょう。
しかも、です。
心が傷ついているだけ、笑顔が負担にもなったりするわけです。
たとえば、傷の深さが「-5」で、笑顔が「+1」だとすると、
間を埋めるための労力は「6」になります。
それでは、すごく傷ついて、「-10」くらいだとすると、
間は「11」ですから、本当にしんどい話になりますよね。
あるいは、満面の笑顔を目指すほど、「+1」ではなく、「+3」とかの表情を作らなければならないわけです。
そうです。
無理にでも笑顔を作って、それで元気になれる内はよいのですが、
とても笑顔でいられない状態のとき、気分や感情とちがう表情を作るのは、かえって自分を追い詰めることにもなりかねないのです。
では、どうすればいいか。
それは、もっと自分に正直になるに限ります。
人間、追い込まれていると、周りが見えなくなるものです。
なんにも見えないのに、まるで心に嘘をつくかのように、機械的に笑顔を作る、
これって、自分の感情を否定していることになりますよね。
「感情を否定する」ということは、つまりは、「楽しい」とか「嬉しい」、「ありがたい」といった、
ポジティブな感情まで、見えにくくなってしまいます。
本来、感情というのは、ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、
「感情」は「感情」なのですから、どちらか一方だけを見捨てることはできないのです。
つまり、「笑顔でポジティブになろう」とするそのやり方自体が、ポジティブになる道を絶ってしまうのです。
人間、素直なときが一番強いのです。
いいじゃないですか、たまには萎んだって。
萎むことで、心が素直になれば、きっとまたその素直な感性で、喜びもうれしさも、感じ取れるように戻っていけるのです。
涙をこらえることもないし、怒りを抑えることだってありません。
素直になりさえすれば、人は勝手に歩いていけるのですから。
こんにちは。
今日も皆様、ありがとうございます。
病院の治療法のメニューのひとつに、「満面の笑顔セラピー」というのがあるんだそうです。
笑顔でいると、体の免疫がついて、元気になっていくんですって。
あるいは、笑顔でいることで、ポジティブなことを連想しやすくなるから、
それで病気が治ったり、体が良くなったりするんだそうです。
それなら、笑顔はいいものではないか?と思いもするわけですが…、
そうそう一筋縄にいかないのが、私達人間というものですよね。
考えてもみて下さい。
たとえば、心が疲れていて、それでも人前ではなんとか笑顔を取り繕わなくてはいけないとき、
心と体で違うことをやるのですから、当然、つらくもなるでしょう。
しかも、です。
心が傷ついているだけ、笑顔が負担にもなったりするわけです。
たとえば、傷の深さが「-5」で、笑顔が「+1」だとすると、
間を埋めるための労力は「6」になります。
それでは、すごく傷ついて、「-10」くらいだとすると、
間は「11」ですから、本当にしんどい話になりますよね。
あるいは、満面の笑顔を目指すほど、「+1」ではなく、「+3」とかの表情を作らなければならないわけです。
そうです。
無理にでも笑顔を作って、それで元気になれる内はよいのですが、
とても笑顔でいられない状態のとき、気分や感情とちがう表情を作るのは、かえって自分を追い詰めることにもなりかねないのです。
では、どうすればいいか。
それは、もっと自分に正直になるに限ります。
人間、追い込まれていると、周りが見えなくなるものです。
なんにも見えないのに、まるで心に嘘をつくかのように、機械的に笑顔を作る、
これって、自分の感情を否定していることになりますよね。
「感情を否定する」ということは、つまりは、「楽しい」とか「嬉しい」、「ありがたい」といった、
ポジティブな感情まで、見えにくくなってしまいます。
本来、感情というのは、ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、
「感情」は「感情」なのですから、どちらか一方だけを見捨てることはできないのです。
つまり、「笑顔でポジティブになろう」とするそのやり方自体が、ポジティブになる道を絶ってしまうのです。
人間、素直なときが一番強いのです。
いいじゃないですか、たまには萎んだって。
萎むことで、心が素直になれば、きっとまたその素直な感性で、喜びもうれしさも、感じ取れるように戻っていけるのです。
涙をこらえることもないし、怒りを抑えることだってありません。
素直になりさえすれば、人は勝手に歩いていけるのですから。