猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

教員をやめても良いと思わせた学生達

2015-01-14 11:32:49 | 日記
私は教員になって30年近く経過する。今まで学生には大変恵まれており、良い経験ばかりである。教員を辞めたいと思ったことはなかったが、初めて 「教員やめて、臨床と研究を続ける方が精神的には楽だな」と思う学年に出会った。思いが違いすぎる、同じセラピストになるとは考えられない、………こんな学生を育てることに意味があるのか? という悩みにもなった。正直、ダメなのでしょうが、精神的にしんどい状態ですね。常に楽天的な私がここまでならせた学生たちは凄いものです。私は今 関西医療大学理学療法学科の看板教員ですので、無責任なことはできませんが、………同じような学生を作らないようにしないといけないですね。その学生たちはどこまで改善するかはわかりませんが……あまり期待もできないですね。でも、みな、私にとっては凄い可愛い子供達なのです。

教員として

2015-01-14 11:14:51 | 日記
大学教員になりたくてもなることができない人がいる。「なぜ、なりたいのか?」とお聞きしたい。大学教員はそんなに楽なものではない。様々なタイプの学生がいる。自分の時間を削って学生のために ということが沢山ある。それが強制や義務ではなく、教員自身の思いからでないといけないわけである。本学のような中堅私学では、進級率や国家試験合格率が大学の価値に左右する。昨年卒業した学生たちは、「留年生ゼロ、国家試験全員合格」という偉業を成し遂げてくれた。私の教員人生で最高の喜びである。今年も国家試験全員合格を目指して学生、教員が頑張っている。私は、必死に模擬試験をコピーし、結果を分析し、叱咤激励をする。自分の講演会は1月、2月には入れないようにして、空いている休みはできるだけ大学を勉強する環境として提供することである。本当に頑張ってほしい。国家試験は受験生全員が合格したら良いわけである。教員になりたいと思っている諸君、また若手教員の皆さん 学生のためにどのくらい時間を使えるかです。それも気持ちよく。

ある警察からの電話

2015-01-07 09:39:20 | 日記
昨日警察から大学に電話がありました。事務の方から伝言をもらい、「何かわるいことをしたか?」「家族に何かあったか?」と心配になり、家族全員に安否確認をして元気であること確認し、警察に電話。
警察:実はある事件の犯人を捜していまして 犯人の足跡から判断すると大きな方で、一足の足の圧の感じから、外側に体重を乗せて歩いている方であるということがわかっています。
私:(私はちょうどその歩き方なので) 私を犯人と疑っているのですか? と言いますと、警察の方は笑いながら、そうではなくて、…………ということでした。警察からの電話と聞くと決していい話とは思いませんよね~~

その後は私の歩行分析の講義を30分程度熱く警察の方に話させていただきました。

1月塾 ありがとうございました。

2015-01-06 23:29:54 | 日記
吉尾先生、松田先生との1月塾は大成功に終わりました。片麻痺患者の病的共同運動は病態であり、セラピストは運動を運動学的に解釈することが必要であり、それができないと機能障害は解決できないという内容の話をさせていただきました。終了後にはたくさんの質問をいただきました。メール、Facebookでも沢山のコメントをいただき感謝します。150名以上の方の表情を壇上から拝見しますと、わかっているような方から、全くわかっていない方までいましたですね。今後、このような考え方を多くの方々に広めていきたいと思いますね。
会場からは、「卒前教育でもきちんと動作が把握できるように教育してほしい」という意見をいただきました。もっともであると思いますが、動作分析がきちんと教育できる教員がどの程度いるか疑問のところです。
会場には多くの教え子や仲間が勉強に来てくれましたが、一番近くにいる環境の人たちが来ませんね。私の近くにいるだけで、できた気持ちになっているのだと思います。良くないことです。私は大昔は、研究のボスにつきまとっていましたけどね。時代の変化でしょうか? それともボスと思われていないのかもしれませんね。そう解釈したら気楽です。

仕事のこと初怒りです。

2015-01-03 15:44:28 | 日記
最近はできるだけ仲良く穏やかに時間が経つことを望んでいます。しかし毎年、1月塾という講演会で吉尾先生、松田淳子先生ともに これでいいのか理学療法士 という講演会を行っています。その会で毎年、怒りを爆発しています。今年は明日ですが、本日初怒りです。その内容とは、…………今日、少し時間がありましたので、医学書の置いてある書店いに行きました。私は日頃時間がありませんので、あまり書店にはいきません。本日行きましたら、昔に分担執筆させていただいた書籍の新版を見つけてしまいました。その書籍は何度か改版しており、最初は改版するという通知と修正の内容があれば連絡欲しいという連絡がありましたが、最近は全くないので「何か変だな?」と思ってみると案の定、著者名から名前がないではありませんか? 編者は同じで、その編者のお一人から、執筆依頼の際にも、「先生の専門の内容から書いてください」という依頼でしたのでマニアックな内容になったわけですよ。私も書籍の監修者、編者をしていますが、共著者の方にはすごく気を使いますよね。このような時には何か一言連絡があっても良いのではと思いますよね。私は以前よりお知り合いの先生からの依頼で、私の専門の内容であればお受けしますが、………このようなことがあると本当に考えますよね。なぜならば、執筆にはすごく時間が必要になりますからね。「少しは、考えてほしいな 」と思う私でした。でも怒りですね。愛を感じないもんね。