現在、本学の3年生が臨床評価実習で頑張っています。
皆さんにお伝えしても臨床評価に役立つ点がありますので、紹介させてください。
全国の実習生の皆さん、頑張ってくださいね。
1 両側が深部感覚障害がある際の検査の方法について
これは私の授業でも伝えましたが、大関節であれば可動域のなかで幾つかの角度を提示して、どの角度になるかを答えさせるものです。しかし、足関節のように可動域が少ないところは口頭法でもよいですね。
2 運動器疾患の筋緊張検査の使用に関して
検査の最初の選択にはなりません。最初は筋力検査です。ただし、筋力検査では問題ないが、明らかに筋の働きが悪い場合には、筋緊張検査を用いることができます。
3 歩行の動作記述の際の骨盤記載について
立位から側方移動する場合には、健常者では最初は足部の動きで側方移動します。
その後に移動側股関節内転と対側股関節外転を伴う場合には、対側骨盤が下制します。積極的には移動側骨盤は挙上しません。