コロナになり多くの大学で遠隔授業を行うことになり、教員、学生ともに対面授業の復活を望むが、私は今の方法で出来るのであれば対面よりもオンデマンドが良いのではないかと考えています。
私の疾患系の理学療法評価から問題点を考える授業では、模擬患者さまの動作を観察し、その動作の動作観察、動作と機能障害レベルの問題点を導く関連図の作成、検査結果の作成と統合と解釈を課題として提出してもらいます。希望する学生さんには課題の内容の解説動画を作成します。その動画は、誰のものか分からない状態で全学生に公開します。
どのくらいの学生が解説動画を希望するかというと、1学年60名程度の学生さんの中で、20名以上の学生が希望します。その解説動画を全学生がみるとすると内容は非常に濃いものになります。
解説動画を作成するときは、ほとんど1日中作成しています。1本15分から20分程度ですが、多くの時間が必要になります。
でもこれが教育だよね。と思っています。努力してできるようになった学生には自然と暖かい言葉が出るようになりますね。
教育効果だけを考えると、この方法は継続して続けるほうが良いと感じる今日この頃でした。