猪突猛進 鈴木研究室へようこそ

関西医療大学大学院 教授である鈴木俊明研究室の紹介や鈴木が日頃考えている教育・臨床・研究への思いを熱く語ります。

理学療法学科4年生の第Ⅱ期臨床実習が修了しました。

2013-05-30 22:04:25 | 教育
昨日で第Ⅱ期臨床実習が終了し、本日は臨床実習セミナーです。
本日は、2年生、3年生も参加し、実習の雰囲気を実感させていただきました。

・・・といいましても、私はまだ、彼らにあっていません。私は、本日、東京で行われた日本神経学会で発表してきました。

「脳血管障害片麻痺患者の筋緊張亢進の要因を誘発筋電図で解明する」という、私が是非、行いたかった研究内容です。
これは、私の師匠2名にも共同研究者に入っていただき、アドバイスをいただいています。
以前には大学院生に行わせていましたが、いろんなことがありまして・・やはりこの研究は私の専門の研究にしたいと考えています。

興味を持っていただいた方も数人おられましたが、現在の神経学会では決してメジャーな領域ではなかったようです。
しかし、是非、この研究は成功させたいと思います。

さて、明日の朝に、4年生には会います。成長している姿をみるのが楽しみです。

では・・・





間違わないでいただきたい骨盤と体幹の表現の仕方

2013-05-28 23:31:04 | 教育
今日、5時限目の授業終わりに、骨盤の動きと体幹の動きについて優秀な3年生より質問されました。
私としては、「おいおい・・・」という感じでしたが、まだまだ理解されていないことを実感しました。
そこで、ここに再度まとめてみます。
1 骨盤前傾、体幹前傾は異なる。
骨盤前傾とは、体幹の軸と比較して、骨盤の軸が前に傾いていることです。
体幹前傾とは、体幹が前に傾いていることです。このとき、骨盤前傾の動きがなければ、体幹前傾という表現で、骨盤自体の傾きはない状態で体幹が前傾していることを意味します。要するに、空間的には、骨盤は前傾していますが、体幹の軸との相違がないために、骨盤の前傾とは表現しません。

2 骨盤前傾、体幹前傾ともに「現象」を表している用語である。
よく患者さんの症例報告に、骨盤前傾、体幹前傾とだけ記述しているものをみますが、それは良くありません。なぜならば、前傾は「現象」であり、それを構成する「運動」があるからです。

骨盤前傾の運動はどのようなものがあるでしょうか?
第一に、腰椎前彎です。通常、骨盤前傾は第3腰椎の前彎の程度で決まるといわれています。なぜならば、第4腰椎以下は靭帯で骨盤が結合しているからです。
第二に、股関節が屈曲することで、体幹は前傾しますが、上位腰椎が前彎、胸椎伸展により体幹軸と骨盤軸の間にずれを生じる場合です。主として胸椎レベルで伸展しており、そのため、結果的に骨盤前傾という現象になる場合です。

みなさん、それぞれの機能障害を考えてみてください。
機能障害が異なるわけです。第一の要因と第二の要因では・・・・

だから、大事になるのです。では・・・

6月ライブの詳細スケジュール

2013-05-28 23:00:17 | バンド活動
さて、今週の日曜日(6月2日)はスズキ☆バンド祭りです。


当日のスケジュールが以下のように決まりました。

17:00 OPEN
17:30 START
17:30~18:00 Hiroki the Trio Project 
18:10~18:40 Imprudence
18:50~19:20 アナクロ
19:30~20:30 Suzuki☆band


スズキ☆バンド ファンのみなさんも、是非、開演時間からおいでいただき、他のバンドの演奏もお楽しみにしてください。

各バンドの合間には、様々な企画があります。お楽しみにしてください。






日本理学療法学術大会の座長は???

2013-05-25 01:02:29 | 研究
日本理学療法学術大会に参加するために、名古屋にきています。

沢山の演題数があるために、多くの座長がおられます。座長の名前をみておもうことは・・・

1 座長の専門とぴったり合っている
2 この座長の専門と、実際の演題内容は違うのではないの???
3 このひと誰???

1は、頑張っている若手の登用もあり、素晴らしいと思います。
2は、なかなか難しいところがあるのですね。私も一度、全国学会で座長を配置する役をしましたので、ご足労はよくわかります。
問題は3です。日本理学療法士協会という職能団体がおこなう学術大会ですので、すべては業績でなくてもよいかもしれませんが、座長は単に進行役ではありませんので、その専門家であるべきですね。

座長は、単に進行役ではなく、発表者が座長の先生から最高のコメントをもらえるようにつとめる必要性がありますね。

では・・・・単に私が知らないだけかもしれませんが・・・・

 



臨床実習とは・・・養成校がきちんとするべきである。

2013-05-25 00:50:43 | 臨床実習
臨床実習は、いろんな方法で行われています。
なにが良いかはいろんな意見があると思いますので、ここではふれませんが・・・・

本学で一番大切にしているのは「臨床実習は学内教育の体験学習である」であります。

これはすごく大切なところであると思います。

臨床実習施設で本学よりも優れたところがあったとしても、学内教育の継続でなくてはいけないわけです。なぜならば、臨床実習の単位を与えるのは養成校だからです。

そのため、臨床実習施設の先生方には、本学の授業内容を伝えて、学内教育と臨床実習に相違がないように調整するべきです。

私が絶対にいけないのは、養成校の先生が「実習の方法は施設側の方法でお願いします」ということです。学生は、そんなに臨機応変にできません。きちんと、学内教育の内容を自信をもって臨床教育に反映することです。

私は、学科長として、学生のなみだをみることがあります。その時、私もいろいろ感じます。

学生のなみだが、臨床実習で感動したなみだ、もっとできると思っていただけれどできなかったための悔しなみだ であることはよい涙です。

学内教育が臨床実習に全く反映できないために、どうしたらよいかと悩むなみだであってはいけません。

養成校が臨床実習内容にもっともっと意見をするべきです。

では・・・