皆さん、あけましておめでとうございます。
昨年を振り返ると、やはり私が一番嬉しかったのは、大学院 博士後期課程を設立できたことです。京都大学より平成6年に関西医療学園にお世話になり、関西医療学園専門学校 理学療法学科、関西医療大学保健医療学部 理学療法学科、そして大学院博士後期課程の設立に関与させていただきました。関西医療学園で様々な経験をさせていただき本当に感謝しています。昨年の今頃は大学院博士課程の申請書類を作成していましたので、それも懐かしい感じです。
自分が理学療法士になり、理学療法で患者さんの身体機能を改善させたい、できれば完全に治っていただきたい。そのために必要な研究をすること目的に 臨床・研究、そして学生教育をしています。理学療法士は本当に良い職業であると思っています。理学療法士は給与が低いといわれており、理学療法士をやめて他職種で頑張る方も多くなっていますね。少し寂しい思いもありますね。私の初任給は手取りで12万円程度でしたが、そのときの私は、「自分の理学療法士としての能力は12万円もあるのか?」という疑問も持ちながら生活をしていました。
今まで、色んなことがありましたが、なんとか自分としても満足できる生活ができているのは、今の関西医療学園の皆さんのご協力、私の仕事を助けていただいている仲間の協力によるものと思います。
また、社会的な立場としては、日本基礎理学療法学会、大阪府理学療法士会生涯学習センターの理事として、また、私が代表としている関西理学療法学会 会長として、お世話になりました。来年も更なる活動ができるように努力していきます。
研究活動では、書籍3本であり、2本は監修をさせていただき、1本は海外書籍(共著)でした。論文は11本であり、そのうち2本は国際雑誌であり、全て論文指導として関与させていただきました。これは、研究室の皆さんの頑張りですので感謝しています。
昨年も時間を見つけて、大学院生の患者さんの理学療法をさせていただきました。患者さんの問題点を正しく把握して理学療法をすることで身体機能の改善を認めることを確認させていただきました。
これからも 理学療法 という技術は大切であり、理学療法士はやりがいのある仕事であることを 自分の立場で発信していきたいと思います。
今年も宜しくお願い致します。
令和6年1月1日
鈴木 俊明