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僕はアブラモビッチのスパイなんかじゃない

「僕はアブラモビッチのスパイなんかじゃない。」
ザ・タイムズ独占記事
Jan. 18, 2007

「渦中のシェフチェンコついに語る
ストライカーを取り巻く『嘘、嘘、嘘だらけ』
『歯を食いしばって耐え抜く。僕は辞めない!』」


1月17日夜のシェフチェンコのインタビュー記事。

「『僕は自分にまったく関係ないことのスケープゴートにされているのです。』

『僕の契約はあと4年です(2010年まで)。僕は今チェルシーに在籍しているし、ここのチームにフィットするよう努力し続けます。ありとあらゆる方面から袋叩き状態ですが、ぼくはあきらめません。歯を食いしばって耐え抜きます。辞めたりなんかしません。チームの権力力学からは無縁でありたいのです。』

シェフチェンコは自分をサン・シーロ・スタジアムからスタンフォード・ブリッジにひっぱってきた、ミランからチェルシーに移籍させた大きな要因としてアブラモビッチ氏の力が働いたことを否定するものではないが、それはモウリーニョも賛同した事柄であるし、特に彼が傷つけられたのは、自分が身の回りにお気に入りを集めようとしたり、オーナーのスパイを働いていると言われていることだ。

『そんなうわさは全部デタラメです。』
『僕も家族もすごく傷つけられています。僕はサッカー選手で、権力闘争が仕事じゃない。僕の仕事はサッカーをすることだけです。9歳の頃からやっていることです。僕に対する誹謗中傷は限度を超えています。嘘八百ですよ。』

今週のイタリアの報道ではシェフチェンコがミランの監督のカルロ・アンチェロッティをモウリーニョの代わりにしようとしているというものさえあった。
シェフチェンコは自分のアブラモビッチ氏との関係は断じてほかのチームメートのレベルを超えるものではないと主張する。

『僕とローマン・アブラモビッチとの関係はあまりにも誇張されて書かれているのです。ほかのみんなと同じですよ。彼はオーナーで僕は選手。完全に仕事としての付き合いでしかありません。』

『時々はドレッシングルームやトレーニングのときに会うことはありますよ。お互いに声は掛け合いますが、2人ともロシア語を話すので自然なことです。多分、ロシア語で話してはいけなかったんでしょう。きっとそれが誤解を生んだんだ。』

シェフチェンコがモウリーニョとアブラモビッチの衝突の主な要因であると言われていて、モウリーニョは今夏どこかに新天地を求めるというレベルまでいたっている。このシェフチェンコ要因説は、アブラモビッチがポーツマスのエイブラム・グラントを招聘するよう提案したことでいっそう強まった。
アブラモビッチはグラントがシェフチェンコが本来の調子を取り戻すのに役立つと思ったのだが、モウリーニョにとってはそれは要らぬお節介だった。

『エイブラム・グラントという人の存在は知ってますが、知り合いではありません。知ってることはイスラエル人のコーチだということだけです。だからといって、チェルシーに彼が来ようが来なかろうが、僕には関係ないことです。それはクラブが決めることで、僕はサッカーをするのが仕事ですから。何もかもが僕に結び付けられてしまってつらいです。』

シェフチェンコはリヴァプール戦に向けて体調は戻ったが、先発で出るのかはわからない。ここ数試合はサブとしてベンチ・スタートだった。しかしシェフチェンコは監督の決めたことを尊重すると述べている。
『モウリーニョ監督が、僕は使えない、と思っているなら、僕はいっそう練習しなくてはいけないだけです。僕がどう感じているかなんてこの際問題じゃありません。』」


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この記事は世界中のメディアにUpされているし、
Shevaの公式HPにもアップされた。
Shevaのキャリアの中でもっとも忌むべき、忌まわしい事態ではないだろうか。
ミランでも1年ぐらいほされたことはあったし、調子の悪い時期だってあった。
CLでPKをはずしたことだってあったし、
CLでバルサのプジョルのシミュレーションで負けた(私見)こともあった。
W杯では絶不調だった。
でも彼は常にスーパースターだった。汚いプレーは絶対にしない。すばらしいミッドフィールダーは多々いるが、このような完璧なセンターフォワードのオールラウンドプレイヤーはほかにいない。
その彼に、こんなことを語らせる事態になったことがもう許されないことだ。

でも今回はサッカーのことだけが絡んでいるわけではないし、
アブラモビッチとモウリーニョ、そしてシェフチェンコという大きなトライアングルの力学が関係しているので尋常ではない。









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