Shevaのブログ
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Premiership





チェルシー、リヴァプールに完敗

Liverpool 2-0 Chelsea

Saturday, 20 January 2007
Anfield

Chelsea starting line-up
1 Petr Cech
14 Gérémi
5 Michael Essien
20 Paulo Ferreira
3 Ashley Cole
13 Michael Ballack
12 John Mikel Obi
8 Frank Lampard (c)
21 Salomon Kalou
11 Didier Drogba
16 Arjen Robben

Liverpool (4-4-2)
Reina,
Finnan, Carragher, Agger, Riise,
Pennant, Gerrard, Alonso, Aurelio,
Crouch (Bellamy 85), Kuyt (Gonzalez 90)

Subs Not Used: Dudek, Hyypia, Fowler.

Goals: Kuyt 4, Pennant 18

Chelsea (4-3-3)
Cech,
Geremi, Ferreira, Essien, Ashley Cole,
Lampard, Ballack, Mikel (Shevchenko 73),
Robben (Wright-Phillips 21), Drogba, Kalou

Subs Not Used: Hilario, Diarra, Morais.

Booked: Ferreira


チェルシーはチェフが復帰したものの、早い時間帯に2失点。
1点目は4分にカイトがあざやかに決めて、
2点目はエシアンがジャーメイン・ペナントにパスしちゃった。ミドルシュート。

この2点が重かった。
せめて1点だったらという展開だった。
いつものチェルシーではなかった。

モウリーニョはきょうは呪われていたようだ。
試合開始直前にカルヴァーリョが発熱。
またもやセンター・バックはフェレイラとエシアン。
安定性はない。
そしてマケレレが累積5枚のイエローで出場停止。

ロベンが早い時間帯にけがをしてショーンライトフィリップスに交代。
うまくいかないもんだ。

ミケルはマケレレの代役でボランチの底の位置。その前にバラック。バラックがかなりきょうもよかったと思う。後半に大ポカをやっちゃったけど…。
ランパードはほとんど消えていたし。

先日の一丸となった雰囲気は微塵もなく、重苦しい雰囲気がただよう。

ジェレミもまったく期待はずれ。

カルーが右サイドのトップで、ロッベンが左だったので、最初はSWフィリップスが左にいた。

リヴァプールはとても良かった。最後まで攻めていたし、よく守っていた。お手本のようなサッカーをしたね。
ラファ、見事。

What Mourinho said -

JM:負けて当然ですよ。強い方が勝ったんです。相手は選手も揃ってる。守備も完璧だし、攻撃も見事だ。リヴァプールにはストライカーが2人もいたし、我々のセントラル・ディフェンダーは…果たしてそう呼べたらですけどね、彼らはリヴァプールのストライカーにうまく対応ができなかった。
我々のセンターバックは特に準備不足だった、時間がなかったんです。ピッチで自信と確信を持って戦うには時間がなかった。明らかにね。
私は2週間(=15日。「年」と間違えて言ってますが)も前から、1カ月も前からでもわかってましたよ。きょうベラミーは先発では来ない、きょうはクラウチとカイトで来るとね。そんなこと、火を見るより明らかだ。ラファはバカじゃない。僕だって魔法が使えるわけじゃない。ラファは愚か者じゃない。選手たちだってわかってる。チェルシーにはセンター・バックがいないって。
僕は魔法使いじゃないからセンター・バックをポンと出すことはできない。エシアンをセンター・バックにするぐらいが関の山さ。
そんな状態でも、選手たちはよくやったし、後半は、試合に持ち込んだスピリットも良かった。
後半は引き分けに持ち込もうとがんばって、そんなにすごいチャンスではなかったが得点のチャンスもままあった。でもリヴァプールがよく守って、うちを無得点に抑えた。リヴァプールの勝ちは仕方ないね。

Q:カルヴァーリョが出られないとわかったのはいつですか?

JM:きのうは、五分五分だったんです。でもけさのミーティングの時、やっぱりだめだとわかった。
カルヴァーリョはたった一人のセンターバックだったのに。いないとチームは弱くなって負けてしまう。カルヴァーリョがいないとチェルシーの守備はボロボロになってしまう(=wither)のです。リカルドを失うとね。
センター・バックがいないで、ホームで戦うことはできます、ヨーロッパ(チャンピオンズリーグ)でだって、敵にいろんな選手がいるから可能です。でも、プレミアシップの、リヴァプール戦のようなビッグマッチでは、センターバックがいなくてはやってけないです。
クラウチやカイトがいるんですよ。クラウチがはたいて(=flick)、カイトがボールを持って、クラウチに合わせる、ポジションも入れ替わるし…。対応できませんよ。
フットボールでは奇跡が起こるわけではない。
だから負けという結果には、驚きはありませんでした。

Q:新しいディフェンダーは来ないのでしょうか。

JM:来ないですね(= I don't think so.)。ご存知のように、私の選手団は20人程度です。ジョン・テリーが故障で、長い間戦列を離れています。ブーラルーズも同様です。リカルドが最後の一人だったんです。20人しか選手がいないんだからいないということです。
あと10日は少なくともそんな状態でやらなくてはいけません。
時は矢のように過ぎていく。JT(=テリー)が、…いつになるかはわからないのですが、戻ってくれないことにはどうしようもありません。いつかは戻れるんでしょうが…。
ブーラルーズは治療にすでに15日間もかかってはいますが、ただ待つしかありません。あと3、4週間かかるかもしれません。時はどんどん過ぎていくのに。

私はチェルシーはもっとできると思ってます。みんなでベストを尽くして、ピッチ上にいる全員が力を合わせて、結果をだすためにがんばれると。だからメンタル面が非常に重要なのです。
でも今(現実的に)うちに必要なのは、マン・ユナイテッドが明日勝たないことです。もし勝ったら9ポイント差だ。
9ポイント差は、まだ(追いつくのに)不可能な数字ではないが、9ポイントを挽回しなくてはいけなくなるのは事実だ。
もし明日マン・ユナイテッドが負けたり、引き分けたりしたら、6か、7ポイント差ということになる。それだったらまだ戦える。
それだったらみんなが幸せだ。
リヴァプールは(アーセナルが勝ってもまだ)3位でいられるし。それは僕らを負かしたんだから当然のことだ。リヴァプールは3位でも充分満足だろうと僕は思うけどね。

スカイ -

Q:ディフェンダーの問題で、またきょうも勝ちを失う結果になってしまったですね。

JM:そのとおりだ。最初の敵の得点でも明らかです。守備的側面でひどい間違いをやらかしてしまった。(センターバックの)ポジションに慣れていない時(開始4分)だったから。
15分、20分持ちこたえられれば自信もついてそのポジションにもなじんだんだろうけど、チームがもろい状態の時には、メンタル的にももろい状態の時には、試合開始直後に得点されると状況が難しくなるのです。
後半はいくらかましでした。
ボールを持って、ゴールのチャンスを作り出した。運が良かったら、すごく運が良かったら、得点できたんでしょうがね。そしたらチェルシーは生き返って、敵にプレッシャーをかけられたんですが。
でもうちはリヴァプールの選手の攻撃に対してうまく守れていなかった。
敵は自信に満ちていて、攻撃は脅威だった。チェルシーの守備ラインはもろいとばればれでしたからね。そんなことみんなが知ってましたよ。
リヴァプールは作戦勝ちでした。間抜けじゃないんだからね、いや実際賢いですよ。うちの弱点を知ってました。
だから前線にでかい2人を配して挑んできた。
クラウチがボールをジャンプしてボールをはたいて、カイトがボールをキープしてサポートのチャンスを伺っていた。シンプルな攻撃だ。うちは対応できなかった。
これは明らかな事実だ。フットボールでは奇跡は起こらない。
うちの選手は威信をかけて戦っていたし、簡単には負けなかった。
2-0のビハインドで後半に入り、積極的に立ち向かった。精神的にも強い気持ちで立ち向かった。
マイケル(エシアン)やパウロ(フェレイラ)は(センターバックとしては)背が低すぎるが、選手たちは精神的にも強い気持ちなので、残りの試合にも挑んでいきます。



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受験生である娘が英語を勉強している。
彼女が言った。
"Chelsea finished finally."
"Chelsea finished at last."
う~ん。深い。そうかも。
きのうで終わった。かも。
それはモウリーニョもわかっているのだろう。


not completed






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