(写真はK100D Superの電池蓋を開けたところ、エネループが4本入っている。)
10月にペンタックスの一眼レフの新製品である
K-rが発売されるそうですが、K-xからの改善策として思わぬところが変更されているので、うれしくなりました。
確かにスーパーインポーズとかK100Dシリーズの時に乗っていたものを戻してくれたのもいいのですが、やはり
マルチ電源でしょう。
istDSから始まった電源は単三電池を使用するという方法ですが、既存のユーザーのカメラの更新ならばエネループやニッケル水素電池などの扱いにはある程度慣れているために問題は起きないと思うのですが、この4本の電池をうまく使えないがためにK10Dなどにわざわざ乗り換えている方もいらっしゃったようです。
(これはペンタックスフォーラムでの説明員とユーザーとの盗み聞きなのですが...)
例えば新しい単三型リチウム一次電池(充電できないタイプ)を4本入れてバッテリー容量が無くなるまで使う場合には問題はありません。
しかしながら大容量のニッケル水素電池やエネループをきちんと4本のセルを同じ組にして劣化程度が同じもので使い分けている人は本当に少ないと思います。ごちゃまぜにして使った結果、充分な容量が出せなかったり新しいバッテリーを駄目にしてしまったりしているのではないでしょうか。
ワタシは今までペンタックスのエントリーモデルと言われるタイプのものが何故リチウムパック電池を採用しないのか不思議に思っていました。(と同時に単三派としてはされたら困ると思ってもいたのですが)
今回K-rで標準のセットはリチウムパック電池になったことで初めて一眼レフカメラを購入して使われる方にとってはとても使いやすいモデルになったと思います。
そして単三派としてはオプションのアダプタを手に入れることによって、単三も使えるという余地を残してくれました。
こういうところがメーカーさんがおっしゃるところの特にターゲットを定めないカメラだという所以ではないでしょうか。
基本的なスペックも他のところに比べて見劣りする部分も感じません。
(画素数はイメージセンサーの大きさを考えて645Dで4000万画素なら、画素ピッチのことを考慮するとこれで充分だと思います。)
価格的なことを考えるとレギュラーカラーは併売するとされているK-xのほうが魅力的ですね。(コンデジみたいな価格で一眼レフが買えてしまうんですもんね)