新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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新型インフルエンザ発生地がエジプトなら日本の水際作戦は・・・

2009-04-21 15:07:54 | インフルエンザ:国内の動き/国内発生
日本国の新型インフルエンザ対策、「水際作戦」と「拡大防止(緩和)」の2本建てで検討されたが、後者が主力に・・・というのが現在までのところでした。
「水際作戦」については難しいんじゃない・・という声が根強くあったものの、やらないよりはやった方が良いというのも何となく皆が思っていたところ。 新型インフルエンザの発生はインドネシアか中国・・・何となく世間一般、そう思っていたところから、若干の合理性はありました。インドネシアからの直行便の、中国からの直行便の旅客を、検疫官がねじり鉢巻きで頑張る。 
 では、ここのところ世界中のウォッチャーの頭に浮かんでいる「エジプト」という場所から日本への旅客はどうやって入ってくるの・・・ということになりますが、これが難しい。 エジプト航空が成田と関空へ直行便を飛ばしているものの、飛ぶ曜日が限られていることや信頼性の問題等で、旅行者の間でも必ずしも主流になっていない。エミレーツ航空でドバイ経由、エールフランスでパリ経由、ルフトハンザでフランクフルト経由、KLMでアムステルダム経由あたりが現実的選択肢。すると、成田なり関空なりの検疫カウンター通過時には「ドバイからの旅客」「パリからの旅客」「フランクフルトからの旅客」「アムステルダムからの旅客」という事になります。日本の優秀な検疫官はあらゆる知恵を絞りファイトを燃やすものと思われますが、ジャカルタに比べれば相当難易度アップは間違いないでしょう。 ちなみに「Yahoo! 知恵袋」で日本―エジプト間のフライトで検索してみると、ベストアンサーに選ばれているのは
「関空から考えられる経由地は、ドバイ(エミレーツ)、ドーハ(カタール)あたりがいいのでは。ちなみに各空港でのカイロ行きの乗継時間はドバイ 往路2時間55分(火、金、土)、9時間45分(それ以外)、 復路2時間25分 往復1日1~2便ドーハ 往路7時間15分 復路2時間50分 往復1日1便スケジュールが組みにくいということを考えると大韓航空のソウル経由はソウルから先が週3便とエジプト航空と同じなので直行便で行かれた方がいいでしょう。
ヨーロッパ経由はエールフランスのパリ経由は復路でパリ1泊、KLMのアムステルダム経由は復路で7時間待ち、ルフトハンザのフランクフルト経由は往路で7時間半待ちとそれほど乗り継ぎはよくないです。ヨーロッパからカイロへは1日1(AF、KL)~2便(LH)ですね。空港内施設の充実度から考えるとドバイ経由かアムステルダム経由をお勧めします。」ということのようです。
ソースはYahoo知恵袋。 ↑の回答者はkyotoshimin1976さん。
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