日本国内で初の新型インフルエンザ犠牲者が発生しました。
まずは、すでに落ち着いている人はそのまま落ち着いてください。
浮き足だちかけた人は、その足をおろして落ち着いてください。
今回は、これまで世界中のケースを分析してリスクが高いとされてきた条件にぴったり合致するケースです。こういうケースが現れたからといって、その周囲で重症者が続出するわけではない。
これまで、カナダやUKやオーストラリアといった国々で起こってきた事象は、遺伝子変化を経ない現行ウイルスのままで日本国に入ってくるかもしれない。
基礎疾患をもたない健常成人が人工呼吸続出(@カナダ)・・・
そんな時、冷静な日本でいられるか試金石です。
タミフル枯渇して処方箋片手にタミフル難民よろしく隣町まで走り回り(@UK)・・・
そんな時、じっくり回りの事態を認識できる日本でいられるか試金石です。
当局予想の2.7倍の人間がICUに運ばれる(@豪州)・・・
そんな時、じっくり対策を練れる日本であるか試金石です。
そしてまた、必要十分な情報を適切量、社会に供給できる日本メディア(含む週刊誌TVも)であるか試金石でもあるでしょう。
57歳、週3回透析に通う人生。それに至る過程、支える家族、そして今回の転帰。様々な人間模様があるものと思います。
が、その様なドラマはこの際、必要な情報ではないと思います。
今回、各社サイトに掲載された情報を見て、必要十分な情報が提供されていると感じます。第一報にあたった社会部の皆さんは良いお仕事をされたと思います。 ですので、ペンをしまい、カメラを片づけて、水をかけられてしまったお盆休み家族サービスに戻ってください。ひとつ前の「薬物事件」にて、酒井邸やら押尾邸やらナントカヒルズやらの前で流していただいた汗は、今回誰も期待していません。飛騨山中の古寺まで追いかけられたお葬式も、今回はカメラなしで見送ってあげましょう。
そして、多くの人々が新聞を止めるのを解除する17日以降、科学部や家庭部系、あるいは社会部内でもじっくり系の皆さまの解説やガイダンスを期待したいところです。
ずっと情報はいただいておりました。
時にブログの中でも使わせていただいています。
今日の新聞でも、トップとはならず落ち着いた報道ですね。
でも、記事の中で感じたのは、煽らないようにと抑えた結果、「透析中という基礎疾患がある人」という事と強調している?。
じゃ、基礎疾患のない人が死亡したら大変なことなのかって云う事になる?
やはり、季節のインフルエンザと比べて「こういう状況です」と説明してもらった方が、分りやすいように思います。
普段インフルエンザで死亡している人や脳症を引き起こした方の存在を知らないままでは、「新型って死ぬんだ」って感想になるのでは。
スペインインフルエンザとの比較は良く聞きました(過去形)が、季節インフルとの比較ってあまり聞かないのは私だけでしょうか。
>そのまま落ち着いてください。
>浮き足だちかけた人は、その足をおろして
>落ち着いてください。
>
>今回は、これまで世界中のケースを分析して
>リスクが高いとされてきた条件にぴったり
>合致するケースです。
50才以上は感染しにくいと言われてたのに国内最初の死者が50代だった事は注目に値します。50才から90才までの年齢では何らかの持病を抱えてる人も多いので、新型インフルエンザに注意すべきハイリスクグループは全年齢で見ても日本人全体の一割を超えると思います。
また、ハイリスクグループでは重症化防止のため早期発見・早期治療が特に重要なのに、当初の検査では偽陰性になって、それが症状を重くした事も注目に値します。
偽陰性対策と、早期発見・早期治療の啓蒙が急務だと思います。