ジカ熱案件は妊婦感染の小頭症問題に揺れていますが、もうひとつ神経系合併症、ギランバレー症候群の問題も、ひょっとしてこれまで思われてきた”報告レベルのレアケース”でもないのではという恐怖の数字がエルサルバドルからあがってきています。
- ジカ熱感染の報告されている国のひとつエルサルバドル。
- ギランバレー症候群の発生数は、例年平均169例。しかし、最初の国内感染が確認されて以来、昨年12月1日から今年1月6日までわずか1か月強で46例! うち半数が死亡。
- ジカ熱感染とギランバレー症候群については2014年にフランス領ポリネシアで最初の報告。神経系の自己免疫疾患と考えられている。
これまでは、もっぱら妊婦の感染⇒小頭症案件がもっぱらの懸念事項でした。日本政府を含む各国の注意喚起もその部分に焦点。しかしながら、中枢神経系合併症、すなわち、老若男女関係なく脅威という部分も、これから意識しなければならなくなります。
ソースはCIDRAP
WHO reports more local Zika confirmations, GBS spike
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