米国では新型インフルエンザワクチン接種が始まり、「○○郡にワクチン到着」「○○州で接種開始」といったローカル報道が花盛りです。
まだ最初の高優先順位分だけなので、一般用はいま少しお待ちを・・といった記事も多いのですが、面白いのは、ワクチン接種クリニックのマンパワー確保としてボランティア募集!というもの。
短期間で大量のワクチン接種を実現するには、疲弊状態の医療機関に、これまた多大なる負担がのしかかってきます。では、それをどうやって切り抜けるのか・・・
米国コロラド州Larimer郡HPにひとつのヒントがあります。
ズバリ、ボランティアを募集するのです。
郡内6箇所のワクチンクリニックにて、それぞれ100~300名のボランティア募集。その職種は多岐にわたります。
募集のやり方は、単に「ボランティア募集!」とやるのではなく、どのポジション・職種が何人必要なのかを情報公開していること。だから、応募者も、たとえば「副作用監視係として応募します」「登録係として参加します」と自分の能力に応じて参加できて無駄がない。
たとえば、非医療職(資格を求められない職種)では
- スタッフのチェックイン・チェックアウト管理スタッフ
- 食事支援スタッフ
- 移動支援スタッフ
- 通訳スタッフ 英語⇔スペイン語
- 登録スタッフ(受診者情報をパソコン入力)
- 接種後監視スタッフ(ショック症状など無いか観察)
- 振分けスタッフ
- 設営・撤収・ゴミ収集スタッフ
- 配車スタッフ
- 子供対応スタッフ(ステッカーを差し上げたり・・・)
などがアップされています。
日本でも、賢い自治体が取り入れそうですね。
ソースはloveland connection↓
http://www.coloradoan.com/article/20091005/LOVELAND0102/91005015
Larimar郡HP 非医療職ボランティア募集広告↓
http://www.healthdistrict.org/flufighters/index.shtml?action=displayAllProjects;projUWFunded=No
医療職↓
http://www.healthdistrict.org/flufighters/index.shtml?action=displayAllProjects;projUWFunded=Yes