関西シクロクロス3

やはり『パン！』って音はスタートの合図で、みんなガチャガチャとペダルをはめて進み始めた。僕もおもむろにペダルをはめて踏み出してサイクリング開始・・・そこで急に気が変わった！100メートルちょいの舗装のストレートは幅3m程。みんな走りやすいからそこを前の人の間を縫うようにして競走しているんだけど、スタート時にそんな手緩いことはやっていられない。来るべき最初のコーナーの大混雑の前に出来るだけ先頭付近にいないと・・・後方で混雑コーナーなんか迎えたら、その間に先頭は遥か彼方に消えてしまうから。
僕は舗装の横、土のグラウンド（コース内なのか外なのかは知らない)を漕ぎ倒し10番手位で最初のコーナー（下の記事の画像ね）を通過した。
コースは舗装路の後に河川敷のダートを時折階段を5段ほど担いだり法面を下りたり、法面をキャンバー走行したりシケインを担いで越えたりと休み無く漕ぎ倒してスタート地点に戻る周回コース。
最初のコーナーを過ぎてからはスタートダッシュで疲れて失速した選手を一人ずつ捕まえて、1周終えた時点で3位に浮上。
2周目途中で2位に上がるも1位はどこに？？？僕と1位の間には実力差がありすぎるようだ。
この時点でチラッと振り返ると3位が入れ替わっている。つまりは元々2位にいた選手よりも僕と一緒に上がってきて3位にいる選手の方が勢いがあるということ・・・危険だ。
舗装のストレートをやや休憩気味に流して2周目を終えた時点で2位、やはり1位は見えない。
4へ続く。
画像は土手の法面を上っているところ。

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