tak147

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第5回大山MTBカーニバル

2012年09月30日 | MTB
20120930

大会前日の準備から参加ということで29日は、現在日本一周中のchipoさんを庭で見送った。
金曜日の晩、仕事を終えて自宅でchipoさんを迎え、たった一晩しかお話しできなかったけど、久々の再開に話題は尽きない。
時間があれば日本一周サイクリングの話をもっと聞きたかったところだった。
そんなこんなでお疲れのところを夜中まで話し込んでしまったので土曜日の朝はゆっくり起床してゆっくり朝食。
でもいい加減出発しないと今日の宿泊予定地までの170㎞が走行できなくなるので予定の約1時間遅れでchipoさん出発。

そこから僕もゆっくり準備開始で12時がくるころになってようやく準備完了。
道路代節約とか考えていたけど、時間が遅くなったのでおとなしくバイパスで一気に会場入り。
そして13時、なぜだか会場に一番乗り!

6人ほど集合して準備開始とか思ったらtabaちゃんにzakiさんが関西から到着。
いつも準備にためにありがとうございます。
(今年は早朝出発で境港観光も完了しての大山スタッフ参加とのこと)
既に草刈は済んでいたので大会本部のテントを建てて、コースにポールを立ててコーステープ張り。
でも僕とtabaちゃんはMTBを準備してコースイン、特に今年初めて導入されるシングルトラックの状況確認を指示された。
2人で1周して大体状況はわかって、コーステープ張り終わった後にみんなで整備と看板立てて夕方完了。
天気も今のところは大丈夫そう、まだ空も青いし・・・明日の予報は絶望的だけどね。



【コース設営開始】



【林間コース標識】



【コース完成】


コース設営が終わりひとまず初?の大山ドライブ。
一の沢というところですごい景色を見た。
なんかニュースで見たことある・・・。


【一の沢①】



【一の沢②】


そんな写真撮影していたら履いていたサンダルが沢に向かって転落していった。


【サンダル転落】


サンダルなしというわけにはいかないので、決死の片足ダイブしたら意外に下が硬くて無事にサンダル救出できた。
めでたしめでたし。


夜は温泉でカナダ人と日本人の会話に“聞き耳を… ”。
『日本に来て体が小さくなった。日本の食事の肉は小さい』
『日本の昼休みは短い、カナダは好きな時間に1時間しっかり休むけど、日本は時間になってもなかなか休憩に行かないし、食べ終わってすぐ仕事に戻る』
『カナダで服装がカジュアルすぎたら“その服装はカジュアルすぎるからダメ”ってストレートに言われるけど日本では“カジュアルだねぇ(*^。^*)”って曖昧で分かりにくい』

で、コンビニで買い物して町役場駐車場を借りて就寝。
147のリアシートを畳んでラゲッジとつなげて斜めに寝ると僕の身長も納まるけど・・・この荷室、どの向きに寝ても背中が高くて頭と足が下がるので寝心地が悪い。
布団とクッションでも駆使したら寝心地よくなりそうだけど、シュラフ1組だけではちょっとダメ。
これは石川遠征はホテル決定だね。
そしてなかなか寝れない、夜のラジオが深夜に変わって日付も変わって、見つめていると星が見えてくるんじゃないかと思っていた空から小雨もパラパラ・・・ついに来た。
そのあたりで眠りについて目が覚めたら1時間少々しか経っていなくて雨脚は強くなっていた。
5時にも目が覚め最終的に6時に起きてコンビニに朝食を買いに行って会場入りする。

雨の中、傘をさして会場を歩くとeejiさん発見!
こちらも久々の再開、ありがたいことに神戸から参加していただいた。
そして懐かしくていろいろと話しているうちに朝食のことをすっかり忘れてしまっていた。
ピットを決めたり、荷物を運んだり今日のセッティングについていろいろと嘘ばかり教えているうちにまたまた朝食を摂るのを忘れていて、結局競技開始30分前に朝食のパンを詰め込んだ。
ピットには飲み物をボトル3本、バイクには1ボトル装着で、飲みきったらピットで取るという軽さ優先作戦。
タイヤ空気圧はメーカー推奨下限だけどパンク防止にいつもよりは硬め、タイヤそのものはMTB購入時に付いていた5年もの・・・つまり通勤仕様のセンタースリック状態になってしまったもの。
芝生の上は滑るように進むはず・・・はず。



【試走する気も失せる雨…】


スタートはゼッケン順、7番の僕は2列目スタート、先も長いので周囲の様子を見つつ後方からeejiさん、そして先日MTBを購入したばかりのクロちゃんが上がってくるのを待つ。
しかし待てど暮らせど2人とも集団の中で前に出れない状態で代わりによく知ったチームウェアが1名上がってきてしまった。
逃がすとまずい人なので一緒に進む。
アップなしの僕はなかなかペースが上げれず離されないように頑張り、良いペースを作ってもらって先頭で1周目を終えることができた。
1周11分弱、とりあえずこのペースを維持することを目標に周回を重ねる。
3周目くらいからコースに慣れてきてシングルトラックをノーブレーキで走れるようになってきた。
だけど気づいたことが1点、5番の選手が近い、気になる気になる。

時は過ぎ1時間ほど経過。
ピット付近では知り合いの他のチームの方々が声援を送ってくれるし、会場アナウンスもトップということで僕を紹介してくれて気分よく走行していた。
雨は降り続けているけど動き続けている限りは寒くない。
泥はひどくないのですり減ったオールラウンドタイヤで問題ない。
クロちゃんを周回遅れにしたけど、その瞬間から彼の中で何かが燃え始め食い下がってくる。
最初からやってくれたらもっと面白いのだけど、それは今後の課題ということで今日はマイMTBで初レースだし途中からでも追走してくれて楽しかった。
そしてやはり5番の選手、一定の差で淡々と追走中。
試しに林の中や下り坂等の見えにくいところで加速してみた。
一度は差が広がった状態で本部前を通過するけど、芝生の上りやどこかでペースを上げて次の周には同じ位置まで戻っている。

1時半が経過した頃、僕のペースはがた落ち、それまで常に心拍が200弱で走っていたのが、脚も心臓も回らなくなってきて心拍は150強でウロウロし始めた。
ジャパンシリーズならゴールする頃の時間帯、体は正直、練習も正直。。。
無理はできないので少しペースを落としつつ、負荷がかからずタイムが稼げる走りをいろいろ試す。
この頃はコースに慣れて走りの効率は良くなってきていた。
こんな時でも№5は一気に詰めてこないところが余計に気になる気になる。
1本目のボトルが空になりピットインして2本目を持って出発。

2時間が過ぎる頃、再び心拍が上昇してきて疲れているなりに走りが戻ってきた。
それと引き換えに脚がつってきた。
いろいろとほとんど全ての脚の筋肉が怪しかったんだけど、ハムストリングが一番ダメな状態となり走りが難しくなってしまった。
軽いギアを選択しても回すだけでピクンってくる。
もしBIKEを降りてしまったらその瞬間から2度と動けなくなりそうな雰囲気だった、軽いギアを踏みつけるか・・・。
ひとまずスタートからずーっとフロントはセンター固定だったけど、このあたりから上りではインナーも使い始めた。

2時間半が経過する頃、ますます怪しくなる脚、そして泥の影響でフロントの変速が怪しくなってきた。
平地でセンターに入れると上りで変速操作してもインナーに落ちなくなってきた。
かといって脚が脚なだけにセンター固定での上り走行は無理。
下りが来たので負荷のかかっていない状態で変速操作したら奇跡的にインナーに変速したので、ここからはインナー固定走行開始。
様々な条件が厳しくなってきた終盤、センターブロックのすり減ってしまったリアタイヤをボロボロの脚で雨の中をグリップさせるのは難しく思うように上れないい。
やっぱりタイヤ交換してくれば良かった・・・なんて今頃思ってきた。
後ろを見ると5番が常に・・・常に。
チームには何回か抜かれたようだけど、ソロには抜かれていない。
ソロでトップのはず。

振り返るとgozaru2さんの姿が見えたので、本部テント前でちょっと速度調整して追いついてもらって顔を見合わせてプチバトル開始!
当然負けました。
でも本部は盛り上がったような気がしたので作戦成功、そして楽しかった。

2時間57分が経過、最後の1周に入る。
苦しいながらもこの前の周回でペースを上げてみたつもり、そして5番の選手との差は・・・縮まってはいない、離れてもいないのだけどこれでいい。
芝のゲレンデを上る。
上り終えて下りきって曲がって道路を渡って道路沿いの芝生を上る。
重い、右を見ると5番の選手が上りきったところだった。
いつもと同じ位置、不気味だけど追いつかれてもいない、このままこのまま。。。
道路沿いを上りきって林間のダブルトラックに入る、後ろには誰も見えない。
このペース維持で逃げ切れると思った。

シングルトラック3本抜けて後ろには誰もいない。
逃げ切った気がした。
ドロップオフ区間も抜けてぬかるんだ上りを少しでもぬかるんでいない木の下を選んで上る。
苦しいのはこの上りが最後のはずだった。
しかし上りきった瞬間、聞こえてはいけない音が後ろからしてきた。
振り返る必要はなかった、聞こえた次の瞬間には斜め後ろの視界に入っていた。
状況はすぐに理解できた、踏むしかない、幸い下りに入る瞬間だった。

これまでの3時間の経験上で一番速いコース取りでダブルトラックの下り連続コーナーを抜ける。
下りコーナーを全て終えるとガレていて上りにくい激坂が待っている。
ここは広いようでラインが1本しかないからまず抜かれない。
抜かれずに上りきった。
正直5番の方には足を着いてほしかった、期待していた。
でもそんなはずはなく、上りきってラインが広がった瞬間に異次元の速度で抜かれた。
僕にはもう踏み込む脚は残っていなかったし、その後ろ姿を追う気力もなくなってしまった。
残り500mほど?最後まで声をかけてくれる知り合いみんなにお礼を言いながら本部前に戻ってゴール。

ソロ2位。
燃え尽きて2位。


【賞状と副賞】

賞状とボトルとソックスとライト(写真忘れたけど)をもらった。
ソックスにボトルは消耗品なので来年活躍しそうな予感。


3時間8分に渡って先頭を走り、そのうち2時間30分を5番の選手に怯え、引き離そうと策を練り、試みて結果は負けた。
その間の平均心拍は184と数字的には限界だった。
これほどたくさんの声援をもらったのも久々でローカルMTB大会とはいえ充実した3時間だったと思う。


ゴール後は寒すぎて冷水が温かく感じるほどに冷え切ってしまい、片付けは手伝うことができなかった。


本日の走行距離:50km


ちなみにジンギスカンは食べ続けた。
3時間走ったら2時間食べ続けられるようだ。
まだまだ若いようだ。ジンギスカンの後は、いゃ途中もeejiさんそして同じく神戸から参加してもらったkitajimaさんといろいろと楽しい話を・・・。
どうやらビールの飲めない僕はサーファーにはなれないらしい。


次は石川県、僕の今シーズンのジャパンシリーズ最終戦。
エキスパートクラス、ランキング的に20位では意味が無い、5位か50位か・・・そんな走りをしてこようと思う。
 


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4 コメント

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お疲れさんでした (gozaru2)
2012-10-06 17:33:25
3時間は長いですね~
天気がよかったら、とも思いましたが、雨でもまた楽しいのがMTBですね。
5番の選手、てっきり顔見知りかと思っていました。とても力強い走りをされますよ。
8月から毎週ツールド大山しているそうで、、、今回も、ほぼ一定のペースで走っていたようです。
プチバトル、一瞬でしたが楽しかったですよ、ありがとうございました。
次は石川ですね。
山陰チームでがんばりましょう!
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gozaru2さまへ (tak)
2012-10-06 20:55:00
gozaru2さんとのプチバトル、3時間の中で一番楽しい瞬間でしたよ。
目を合わせたら期待に応えていただいてありがとうございます。
№5は強すぎますよ、MEITANの金色を100個くらい準備しないと勝てない気がしました(笑)
石川楽しみですね、100個持って行きますよ~。
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大山MTBお疲れ様でした (No.5)
2012-10-06 23:50:31
はじめまして。チームひるぜんです。
読んでいるとレース中の事がよみがえってきます。
takさんと状況がかなり似ていたのでびっくりっしました。
ギヤの事や回すだけで脚が攣ってしまうことなど、なのでつかず離れずだったのでしょう、特にゲレンデの道路わきの上りが辛く攣ったまま痛みに耐えながらというのが2~3周あったように覚えています。
後ろ姿をはっきりとらえたときは興奮しましたよ、また来年もバトルできるといいですね。
大山がいい練習になって石川大会につながればいいですね、がんばってください。

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チームひるぜんさまへ (tak)
2012-10-07 09:21:06
訪問・コメントありがとうございます。
レース中は非常に不気味な存在だったのですが、ゴール後に“ミスターひるぜん”とお聞きしてレース展開に納得しました。
状況が似ている中で最後にあの加速は驚異的でした。
僕がもし勝つ方法があったとしたら…ガレ場上りでプチ停止トラップしかなかったでしょう。
ぜひまたどこかのレースでご一緒したいですね。
では石川大会頑張ってきます。
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