釣り業界を席巻する一つテンヤブーム。
女子高生の携帯のようなハデなラメ入り装飾を施したデコテンヤなど、
各種さまざまなテンヤが市販され、華やかさには目を見張るものがある。
一つテンヤが話題になる前、ほんの2、3年前までは、
マイナー仕掛けだった「タイテンヤ」はハリもオモリも商品棚の隅っこに押しやられ、
エビタイ釣りの手バネフリークしか手にすることはなかった。
それが、爆発的な一つテンヤブームの . . . 本文を読む
新年明けましてオメデトウございます。
今年も当拙ブログをよろしくお願いいたします。
毎年、初日の出と富士山を拝むのを楽しみにしていた元旦釣行は
残念ながら強風により出船中止となり、お目出度い赤い魚不在の
正月となりました。
御用始から何かと多忙で、初釣りは何時になることやら。
今年は、外房の一つテンヤにもチャレンジします。
更新が遅れ気味の拙ブログですが、
本年もどうぞ、よろしくお願いいたしま . . . 本文を読む
大原フグ釣りの定宿・孝栄丸では、帰港後のフグの処理は
市場横の空きスペースでテキパキと行われる。
船頭の見事な包丁捌きによって頭と内臓が切り離され、
大船頭と若女将、時には2人の娘さんも手伝い、
流れ作業で棒身に残った汚れを海水で丁寧に洗い落としてくれる。
その場所の近くに魚市場の中に続く通路があり、
フグを捌いている間、いつも市場にある生簀を覗きに行っている。
入ってすぐ左手にある3つの大 . . . 本文を読む
芭蕉の句に「魚の骨 しわぶるまでの 老(おい)を見て」というのがある。
「魚の骨をしゃぶるまで凋落した生活をしている老残の身となった」
という意味だが、釣り師たるもの老残の身にならずとも、
苦心して釣った魚は供養の意味でも、余すことなく喰い尽くしたいものである。
1.6㎏のマダイの口先を丸ごと入れて潮汁にした後は…
骨の髄までしわぶりつくのは当然のこと、
鯛のウロコは素揚げして塩を振るだけで . . . 本文を読む
フグ料理の旨さに異論を唱える人は少ないだろう。
てっさ、てっちり、しゃぶしゃぶ、唐揚げ、一夜干し…。
ショウサイフグの場合ヒレにも毒がありご法度だが、
良型フグの尾ビレでヒレ酒を試したこともある。(当然、自己責任)
一味を効かしたモミジおろしと刻んだ万能葱をたっぷり入れたポン酢に浸し、
フグで葱を挟むようにしてワシワシとしわぶる。
他の刺身は連食するとあまり食指が動かなくなるが、てっさだけは別 . . . 本文を読む
「ヒラメ釣りはエサ付けが肝心」とよく耳にする。
活きエサのイワシに親鈎を掛けるには、鼻の穴に通す「鼻掛け」がイワシへの負担が軽く
ベターと言われるが、鈎先に小さな光玉(ストッパー)を付けていても、しばしば鈎先が
エラ下に刺さったり、目に突き刺さったりしてイワシが弱ってしまう。
なにより、鼻掛けは鈎が外れやすく、仕掛けを上げてみると、背中に打った孫鈎は刺さっ
ていても親鈎は外れていたという苦い経験 . . . 本文を読む
「爆弾低気圧」の冬の嵐が、また週末を襲った。
1月31日はフグ釣りのはずだった。
2週連続今年3度目の「出船中止」。
不幸中の幸い? か今回は大荒れが予想され、
2日前に船頭の苦渋の決断が下った。
遠足中止になった子どものように悶々とする釣り人も悲しいが、
書き入れ時の休日に痛手を被る釣り宿は、さらに切実なものがある。
「漁師殺すにゃ刃物は入らぬ。雨の三日も降ればよい」
雨の日はカッパを . . . 本文を読む