7月23日(火)直接議会へ出向き10時~の【全員協議会】に出席。(その前に、昨日夕刻に奈良で用事があり、以前から行きたかった法隆寺に行ってきましたので、その写真を数枚掲載させて頂きます)
法隆寺訪問は小学校の修学旅行以来、実に37年振り。当時は「へー、聖徳太子が作った古い寺なんだ」位の印象しかないことをおぼろげに記憶していますが、今行ってみると、その荘厳さ、大きさ、広さに感心致します。皆様も昔行った所を再び訪問し、印象の違いを実感してみてください、いいものですよ。
さて、昨日開催された全員協議会の目的は、「”下水道部が”コンサルティング会社を使い完成させた高砂市の治水対策の報告」でした。短期(H24,25年)、中期(H26~30)、長期(H31年以降)という形で、それぞれの期間に対策を施した後に何処がどれだけ浸水に対し改善されていくかを地図上に色分けして示してあり、非常に判りやすい資料になっておりました。
私が質問したのは以下の4点(⇒答弁も併記致します)
Q1.資料の信頼度は?⇒信頼できるものである。
Q2.全事業でいくらかかるのか?⇒”下水道事業としては”、既に以前からお話をしている89億円で出来る。
Q3.これで最終的に高砂市内から目標である床上浸水ゼロはほぼ実現できるのか?⇒出来ます。
Q4.市街化区域の中にある田んぼが住宅地に変わってもこのシュミレーションは有効か⇒考慮しており有効である。
昨日は全員協議会の一番最初に質問し、上記の答弁を得て「完璧な対策だ。これであとは時間とお金をかけて実施すれば高砂市内の治水対策は完了だ」と思いきや、その大前提が欠落しておりました。
その大前提とは、”まちづくり部”が担う橋梁の高架化や付け替え、鹿島川・松村川での広大な面積の田んぼのため池化、流下断面の改善等々が実施されていること、となっています。実はこちらの方が難題で、こちらだけでも総費用は150億円~200億円位はかかる可能性を秘めています。
最終的に市民が知りたい高砂市としての治水対策は8月末頃を目途に案が作成されるとのこと。これだけの予算を伴う大事業が果たして中長期財政計画にのっかって実現できるのか?
社会保障費の増大、施設の老朽化対策、その他ニーズに合わせた施策等々色々とやらねばならないこと、やりたいことを抱えているだけに、非常に苦しい状況にあるはずです。
しかし、市民の安全・安心は政治が施すべき最優先事項の一つであることは間違いありません。8月末を待ち、しっかり確認をしたいと思います。
「悠久の時を感じた法隆寺、あまり時間はなかったけど、良かったな~」