9月26日、本日は、月曜日から雨。会社への出勤後、9時半には議会へ。議会では会派内で先週の各常任委員会の状況を会派メンバーに報告し共有化。
そして10時~は各常任委員会がスタート。私は【建設環境経済常任委員会】に副委員長として出席。午前中は「農業保護の観点からTPPはやめるべき」といった趣旨の陳情を審議し不採択にしました。(私も不採択の意志を表明)
そして午後からは【文教厚生常任委員会】と【建設経済常任委員会】が合同で審査会という形で、工楽邸修復と駐車場含む周辺整備について審議しました。
午後1時から始まった合同審査会は2時間をかけて、工楽家が現在高砂物産協会に対し訴えてきていること(許可無く名前を使っていることや現在の松右衛門帆が当時の松右衛門帆とは品質が違い過ぎる等)に対する備えが出来ているのかが焦点に意見が噴出しました。
工楽家と高砂物産協会や高砂市は「工楽松右衛門」という名前を使わせて頂くことに書面での確認が出来ておらず口頭での確認に終わっており、この点については慎重に収束を図らなければ今後の事業展開に支障をきたすおそれがあり、委員長からの意見として「この点については確実に書面で事業に支障が無い様に取り交わして欲しい。次のステップまでには確認します」と条件的な意見が添えられました。
そして次に3時以降、本題として審議したのが、「本当に週に1000人をよべるのか」。そして原案の駐車場(候補地は元大黒天跡地)の大きさ(乗用車15台と大型バス2台分)がいるのか?
実際工楽家が寄付をしてくれたのはかなり朽ちた工楽邸(写真の奥で殆ど写っていません)でその前の土蔵(下の写真で赤で囲んだ建屋)と駐車スペース(下の写真で赤で囲んでいるエリア)は工楽家の所有のままです。
*上手く線を引く技術がなく申し訳ありません。
上の写真の奥の広いエリア(緑部分)は高砂市が所有者から駐車場予定地として購入を計画している場所です。
他にも、駐車場にするには条例がいるのではないか?高砂神社参拝者等を対象にすることは政教分離の考えと合致するか?等など様々な意見が出され終了したのは午後5時。
当局が「やりたい」という工楽家修復や高砂町の文化保存と観光による週1000人をよぶという計画。本日の審査会を通じ本当に4年後に週1000人に来て頂ける空間を作れるのか、不安と言わざるを得ません。
でも、ぼや~と何となく未来への投資という雰囲気で観光を名目に提案されると、実施方法等はこれからと言われたこの計画を現段階で明確に反対の理由が見つからないだけに、不安を言葉に替えて「週1000人、責任をもって成し遂げて欲しい」と意見を添えたいと思います。
何となく釈然としないのが本日の審議でした。(委員会採決は明日27日です)